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W杯、日本がコスタリカに敗戦で得したのはフジテレビ? 強烈な〝追い風〟か

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 サッカー日本代表のFIFAワールドカップ(W杯)の1次リーグE組第2戦・コスタリカ戦を生中継したテレビ朝日(27日午後6時40分~9時10分)の平均世帯視聴率が42.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録した。

 23日にNHK総合が生中継した初戦、ドイツ戦の平均世帯視聴率は35.3%で、平均個人視聴率は22.1%。瞬間最高の世帯視聴率は23日午後11時59分、7分の後半アディショナルタイムが過ぎ、歴史的な金星を告げる笛が鳴り、全選手がピッチになだれ込んだ場面で40.6%だった。

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 コスタリカ戦に勝てば2戦目で1次リーグ突破が決まる可能性があったが、FIFAランクで格下の相手0-1で敗戦。注目度が高く、平均個人視聴率は30.6%。瞬間最高の世帯視聴率は27日午後8時53分、後半のアディショナルタイムが過ぎた試合終了の場面で53.8%で、いずれの視聴率もNHKを上回った。

 日本の次戦は、2大会連続決勝トーナメント(決勝T)進出を懸けて12月1日(日本時間2日)にスペインと対戦。フジテレビが午前3時40分から生中継し、午前4時にキックオフとなる。 

 各スポーツ紙などによると、同局の港浩一社長は25日、東京・台場の同社で定例会見を行い、中継について言及。「日本国民が一丸となって、日本代表を応援できる時間をしっかり提供していきたい。早朝の時間となりますが、私も徹夜で応援したい」と話した。また、大多亮専務は、視聴率の予測について「朝の4時だから予想はつかないが、そのあと勝ったりしたり盛り上がりを考えると、計り知れない影響がある」と説明していた。

 「フジにとって強烈過ぎる〝追い風〟が吹いた。もし、コスタリカ戦で決勝T進出を決めていれば、フジの生中継の数字は良くても10%台前半ぐらいだったのでは。ところが、決勝T進出をかけた大一番とあって注目度も高い。おそらく、今年放送されるフジの番組での最高視聴率を獲得するのでは。もし、決勝Tに進出したら1回戦の中継もフジ。決勝T進出の可能性はかなり低いが、フジの上層部としてはスペイン戦で〝ドーハの奇跡〟が起きるのを祈るのみでは」(サッカー担当記者)

 フジにとっても、今年最初で最後の大一番の生中継になりそうだ。

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