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ベストナイン、ロッテ・福田に1票で「馬鹿にしてるのか」ファン激怒 打率1割台も、故障覚悟のプレーが好印象か

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 これまでソフトバンク(2007-2019)、ロッテ(2020-)でプレーし、今季までに「782試合・.228・29本・145打点」といった通算成績を残しているプロ16年目・33歳の福田秀平。日本プロ野球機構(NPB)が24日に発表したベストナインで1票を獲得していたことがネット上で物議を醸している。

 ベストナインは全国の新聞、通信、放送各社に所属し、5年以上プロ野球を担当している記者投票により受賞者が選ばれる。今年の投票結果は24日にNPB公式サイト上で発表されたが、福田はパ・リーグ外野手部門で1票を獲得していた。

 ただ、今季の福田は8月下旬に左肩関節前方脱臼を負い今季絶望となった影響もあり一軍出場はわずか20試合。成績も「.171・0本・4打点・7安打」と打率1割台にとどまるなど、ベストとは到底言えないような数字に終わっている。

 >>ロッテ・福田に「何度やれば気が済むのか」呆れ声も 来季に早くも黄信号? 右肩手術発表が物議<<

 福田のベストナイン票獲得を受け、ネット上には「福田に票を入れた奴はふざけてるのか」、「出場試合も成績も全く伴ってない福田に投票は馬鹿にしてるだろ」、「誰が誰に票入れようが自由とはいえ、今回の福田に関しては本当に謎すぎる」、「訳わからん票を入れられた福田にとっても迷惑な話だ」、「こういうおふざけ票があると賞自体の価値も下がりかねないから本当にやめてほしい」といった呆れ声が寄せられた。

 多くのファンからひんしゅくを買っている福田の得票だが、一部からは「決死のダイビングが相当なインパクトだったのでは」という指摘も上がっている。福田は8月24日・西武戦7回表無死一塁の場面で、右翼後方に上がった大飛球をフェンスに激突・転倒しながらキャッチ。さらに、カバーに入った中堅・高部瑛斗に転倒した状態で返球し、結果二塁タッチアップを狙った一塁走者もアウトとした。福田はこのプレーで今季絶望の左肩脱臼を負ったが、投票者は故障と引き換えにチームのピンチを救ったインパクトから1票を投じたのではという見方も少なからずあるようだ。

 ベストナイン投票では1票だけ票を獲得する選手は毎年少なからず出ており、今年はセ・パ合わせて29名の選手に1票だけが入っている。福田は右肩甲骨の亀裂骨折(2020-2021)、右恥骨筋損傷(2020)、左肩関節脱臼(2022)と故障が続く影響もあり、ここ3年は「86試合・.202・5本・25打点」とほとんど稼働できていないことから他選手以上に物議を醸した面もあるが、来季は自他共に認める活躍を見せることはできるだろうか。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
NPB公式サイトより
https://npb.jp/

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