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“冬の女王”とウインタースポーツの最強コンビが降臨した。抽選で選ばれた30人の幸運なファンに向けて、定番ソング「ロマンスの神様」、「ゲレンデがとけるほど恋したい」を熱唱した。「懐かしいです!デビューの頃はこういうお仕事をたくさんやっていましたが、最近は有名になってしまって」と香美スマイルを振りまいた。
ミニライブでは新曲「プレミアムワールド」も初披露。デビュー30周年記念アルバム『Kohmi30th』に収録されたナンバーに、「みんなが明るい気持ちになれない時代なので、30周年ありがとうという壮大なバラードよりも、これを機に一緒に明るい気持ちになれるように」と願いを込めた。アルバムジャケットになっている「香美仮面」について、「みんなが香美仮面になったら、恥ずかしがらずに一歩先に行けるんじゃないかと。私と一緒に明るい未来に踏み出しませんか」と呼びかけた。
冬の女王の異名を持つ広瀬だが、冬は「サンタクロースか広瀬香美かというくらい」超多忙な季節。冬の思い出を聞かれ、「喉が痛くても歌わなきゃいけない思い出はめちゃくちゃあります」。風邪対策として「腹巻、マスク、ネックウォーマー、手袋、靴下、全装備で寝てます。スキーウェア状態で日々過ごしています」と喉のケアに万全を期していると語った。
デビューからの30年を「凝縮されたおにぎりのような、あっという間だけど中身が詰まっている一つの塊みたいな感覚」と表現した広瀬。3枚目のシングル「ロマンスの神様」は、アルペンのCMソングになり大ヒットを記録した。「『ロマンスの神様』を選んでいただいたから私がここにいる。あの時、他の曲が選ばれていたら私はいないので」と縁に感謝していた。
話題は開催中のサッカー・ワールドカップに及んだ。日本代表が歴史的な勝利を収めた11月23日のドイツ戦は、自身の公式YouTubeチャンネルの生配信中だったそうで、「なんで視聴者がこんなに少ないのかと思っていたら、やっぱりワールドカップは強いですね」と感嘆した。「次の試合やその次も、めちゃめちゃ盛り上がって日本を元気にしていただけたら。スポーツも音楽と同じで明日の勇気になると思うので」とカタールで戦う選手たちにエールを送った。
(取材・文:石河コウヘイ)