旧統一教会信者を両親に持つ元宗教二世の小川さゆり氏が11月16日、野党のヒアリングに出席し実態を明かした。同日のツイッターでも「養子縁組斡旋問題について、政府が旧統一教会への調査に入りました」と報告。同日の別ツイートでは「人の命がカルト団体の都合で生み出されること自体許せないのに、生んだ子供を養子に出す、また養子に出す前提で子供を作ることが推奨されていることについて、最低な人権侵害だと思います」と厳しく批判している。
>>旧統一教会会長の会見、司会者が裏側暴露「3回制止したのがギリギリ」止められなかったワケ明かす<<
通常、組織的に養子縁組を斡旋する場合、都道府県知事の許可が必要となる。しかし、旧統一教会は信者同士のつながりや地域の付き合いを通して、個人的なやりとりとして養子縁組を行っていたとされる。さらに、小川氏のツイートにある「養子前提で子供を作る」といった指摘が事実ならば、子供の意思は尊重されていない。これを旧統一教会が組織的、継続的に行っていたとすれば違法となる可能性がある。
小川氏の一連のツイートに対し、元参議院議員でジャーナリストの有田芳生氏も同日のツイッターで、「統一教会の解散請求への決定打になると思います」と書き込んだ。
有田氏のツイートに対する、旧統一教会の養子縁組問題に関するコメントとしては「こんな養子縁組があるのか…と慄然とする。子猫・子犬のブリーダーのよう…」「『養子』の意味が分からなかったのですが、理解した瞬間寒気がしました」といった声が聞かれた。
このほか「解散への決定打」に関しては、ネット上で「やっと『現在もやってると疑われる違法行為』のネタが出てきたってだけだな」「養子斡旋で利益を得ているわけではないので、法令違反には当たらない…という教会の解釈を突き崩せるかに注目ですね」といった声が聞かれた。
記事内の引用について
小川さゆり氏のツイッターより https://twitter.com/mpjgmmd
有田芳生氏のツイッターより https://twitter.com/aritayoshifu