search
とじる
トップ > レジャー > 後継ぎに男の子が欲しくて…家族で彼女を騙した華道家の男~本当にあった怖い彼氏~

後継ぎに男の子が欲しくて…家族で彼女を騙した華道家の男~本当にあった怖い彼氏~

pic pic

画像はイメージです

福山あんり(仮名・25歳)

 私は元カレに家族ぐるみで騙されかけました。他の人には同じような経験をしてほしくないので、共有しておきます。

 私と元カレの出会いは、友達からの紹介です。私の話を聞いた彼が友達に紹介して欲しいと頼んだそうなのです。華道家だというその彼は、美形で地元では有名な豪邸に住んでいました。そんなマンガの主人公のような彼がなぜ私に興味を持ったのかは謎でしたが、私は完全に舞い上がっていたので、深く考えずにお付き合いを始めてしまいました。

 ​>>ダサ男からモデルに変身して調子に乗りすぎた男~本当にあった怖い彼氏~<<​​​

 彼はデートをする度に私に色んな質問をしました。「親のきょうだい」についてや「親戚の家族構成」など、私の親族までもが気になる様子。家柄の良い彼なので、不釣り合いではないか探っているのかもしれないと思いました。私の家は教師一家なので、そこまで印象は悪くないはずとは思いつつも、面接をされているようでいつもドキドキしながら答えていました。

 それから数か月が経った頃、ついに彼の実家にお邪魔することになりました。私は家柄調査をクリアしたのだと思い、嬉しくなりました。ご両親に失礼のないよう、きちんと身なりを整え、手土産も持って彼の家に向かいました。しかし、心配をよそに、彼のご両親は優しく、おいしいご飯を頂きながら楽しく会話をすることができました。

 衝撃の事実を聞いてしまったのは、私がトイレで席を外した時です。トイレに行く前にハンカチをリビングに忘れたことに気付き取りに帰ると、何やらひそひそと会話が聞こえてきました。

 「あの女は絶対に男を産めるんだろうな」『親戚の家族構成も調査しましたが、彼女以外はほぼ男ばかりです』―――この会話を聞いてすぐに悟りました。私は、後継ぎで男を産むために結婚させられるのだと。

 いとこも親戚も男だらけの家族構成を呪ったのは初めてです。「私は道具ではありません」、そう置手紙をしてそっと帰りました。今の時代でもまだ後継ぎ問題で巻き込まれる女性がいるのかと思うとゾッとします。

写真・Adriano Makoto Suzuki

関連記事

タグから探す


レジャー→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

レジャー→

もっと見る→

注目タグ