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ロッテ・田村のFA残留、来年への布石? 苦戦続く元正捕手の決断が物議、監督交代も追い風か

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 今季8月に国内FA権を取得し、今オフの動向が注目されていたロッテのプロ10年目・28歳の田村龍弘。1日、権利行使はせずチームに残留することを決めたと複数メディアが報じた。

 報道によると、球団も投手陣からの信頼が厚い捕手として田村を高く評価。田村も今季終了後は一時他球団でのプレーを視野に入れていたというが、熟考の末に単年契約での残留を決断したという。

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 田村は2013年のプロ入りからロッテでプレーし、今季までに「843試合・227・17本・220打点」といった通算成績をマーク。2018年には正捕手として自身初の全143試合出場を果たした。ただ、翌2019年から昨季までは100試合、92試合、70試合と3年連続で出場試合数が減少している。

 今季は2021年10月に負った左わき腹肉離れの再発などを経て7月末に一軍に合流したが、翌8月初旬に新型コロナ感染により抹消されるとそのままシーズン終了。一軍出場数はキャリアワーストの2試合に終わった。

 田村のFA残留を受け、ネット上には「出場機会求めて絶対出ていくと思ってた」といった驚きの声が上がったが、中には「単年残留は怪しいな、あわよくば来年出るつもりでは」、「今は買い手つかなそうだから、一旦単年で残ることにしたんだろうか」、「来季好成績を残して、自分の価値を上げてからFA宣言する算段なのでは」といった、単年残留の背景を推測するコメントも見られた。

 「田村は正捕手として2016年にはベストナインを獲得した実績はあるものの、近年は年々出場機会を減らすなど苦戦が続いている捕手。現状では仮にFA権を行使しても好条件どころか、そもそもオファー自体があるかどうかも怪しいと言わざるを得ません。ファンの中には田村もこのことを自覚しており、来季好成績を上げてから権利を行使した方がいいと判断し単年残留を選んだのではと推測する意見も少なからずあります」(野球ライター)

 ロッテは松川虎生、佐藤都志也ら他捕手を重用していた井口資仁監督が10月2日に退任し、同月7日に吉井理人新監督が就任するなど新体制に移行。正捕手返り咲きを狙う田村にとっては追い風が吹いている状況ともいえるが、来季は自他ともに認める数字を残すことができるだろうか。

文 / 柴田雅人

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