ゲーム業界を舞台に、天才ゲーム開発者・安積那由他(山崎賢人)が大資本の企業に立ち向かう姿が描かれる本作。
第1話は、天才ゲーム開発者の那由他はかつて「ジョン・ドゥ」という名前で活動し、誰もその素顔を知らないことから「ゲーム業界のバンクシー」と称される存在だった。しかし、現在は自動車整備工場で働き、ゲーム開発からは離れ静かに暮らしていたが――というストーリーが描かれた。
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※以下、ネタバレあり。
第1話では、山崎演じる那由他の“天才ゲームクリエイター”という設定に疑問の声が集まっている。
那由他はかつて、「ジョン・ドゥ」という名前で素顔やプライベートを隠して6年前に「ダウンウェル」というシューティングゲームをリリース。しかし、その後は沈黙を続け、現在はゲームに全く触れない生活をしているという設定だったが――。
「『ジョン・ドゥ』とともに、『ダウンウェル』も“隠れた名作”として幻のゲームになっていることが作中で描かれていましたが、なぜそのゲームが名作なのか、具体的なことはあまり描かれず。実は『ダウンウェル』は実在する縦型のレトロ風シューティングゲームで、分かりやすさやグラフィックが評価され、実際のインディーゲームイベントなどで脚光を浴びた作品。しかし、『アトムの童』ではそのすごさが深掘りされることはありませんでした」(ドラマライター)
そのため、ネット上からは「ドラマの低予算感が漂ってきて辛い」「レトロゲームが大ヒットして伝説になるって無理ありすぎ」「どこが面白いのかさっぱり……」「現代設定とは思えない」という困惑の声が噴出。一方、ゲーム好きからはネット上で「本物のダウンウェルがもったいない」「本当は隠れてもない有名作なのに」「魅力が伝わらない」という訴えが聞かれている。
「また、終盤には那由他が6年ぶりにPCを起動し、ゲーム作りに挑戦。しかし、6年間プログラミングにすら触れていなかった様子だったにも関わらず、簡単に今の時代のゲームのグラフィックで、ゲームのデモストレーションを作る場面もありました。これにネットからは『無理ある』『ご都合主義』『天才って言えばなんでも済むわけじゃない』といったツッコミも集まっています」(同)
日曜劇場にも関わらず一桁スタートだった本作。こうした設定は今後どう視聴率に影響してくるのだろうか――。