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“地元ノリを全国へ”をスローガンに西東京を中心に活動し、チャンネル登録者数370万人を誇る5人組YouTuber「コムドット」。そのリーダーとして、約4年でグループをトップに導いたやまとの講演には、約1万人の応募者から選ばれた1620名が参加。小中高校生、大学生、一般向けの3部制の講演を「それぞれ違う内容を考えました。みんなが何を知りたいかと、それに対して自分が何を話せるかを考えるのは大変でしたが、言おうと思っていたことが話せたので考えた甲斐がありました」と振り返った。
講演を通じて訴えたかったことは、「何かやりたいことが見つかって、周りが足を引っ張ったり、否定的な意見を投げかけても、僕はあなたの味方ですということ。僕には挑戦を肯定してくれる友達や親がいましたが、そうじゃない人もいる。応援してくれた分、恩返しをしたい。みんなの心の中にいて力強い味方でいられたら」と心境を明かした。
第3部の終了間際には、コムドットのメンバーとやまとの実妹も登場。「『動画の編集があるから行けない』って聞いてたんです。でも、最後(ステージで)話していたら、ひゅうがの匂いがしてきて、『そんなわけない』とかき消したんですけど本当に歩いてきて」と、やまと自身にとってサプライズだったと話した。「この場に1人で立つのは自信家の僕ですら緊張しますし、一緒にいることがどれだけ心強いか実感しました」とメンバーに感謝した。
初のビジネス書『アイドル2.0』の出来栄えは、「100点。完璧です」と自画自賛。「コムドットに大人たちは良いイメージを持っていないと思うので、それを払拭するために書いた本。興味を持ってくれている人は、悩みを解決できたり、ハマる部分があるんじゃないか。これから何かに挑戦する人たちに読んでほしい」と語った。
やまと自身、挑戦したいことを聞かれると、「メンバーと話しているのは、コムドットの映画を作ること。自分たちで作るのではなく、僕たちをテーマにここまでの物語を映画にして、たくさんの人に見てもらいたい」。配役を尋ねられて、「やまとは菅田将暉、ゆうたは坂口健太郎、ゆうま(うらた)はムロツヨシでひゅうがは柳楽優弥、あむぎりは本人というのは冗談で、大泉洋ですかね」と壮大なキャスティングをぶち上げ、「夢みたいな話ですけど、実現したら面白いと思います」と笑顔を見せた。
(取材・文・写真:石河コウヘイ)