オーストラリア・クイーンズランド州で20歳の男と19歳の女のカップルが裁判所でセックス。社会奉仕活動のみの罰が下されるも、そのすぐ後に罪を犯し再び同じ裁判所に戻ってきたと海外ニュースサイト『New York Post』と『Mirror』、『The Daily Star』などが10月7日までに報じた。
>>性行為強要で訴えられた152キロの女性、男性の上に乗ることが不可能と否定 詳細な内容にも驚き<<
報道によると2022年6月28日、女は罪を犯して裁判所にいたという。罪の詳細は不明である。男は女を支援するため、一緒に裁判所にいた。2人は裁判所の待合室で待っていたが、2人は部屋の端にある椅子に移動し、キスをし性行為をし始めた。待合室はオープンな空間と思われ他の人もいたとみられている。
女が男の上に座るような形で性行為をしていたが、警備員が近づくと女は男の上から降りて行為をやめた。しかし警備員が立ち去ると男は再び下半身を露出させ、女が男の膝の上に乗って性行為を始めたそうだ。2人の様子に気づいた裁判所のボランティアスタッフが行為を止めるように注意し2人は離れたが、スタッフがその場から去ると2人は再び性行為を開始した。なお、その日裁判所は忙しく、2人の16フィート(約4.8メートル)以内に他の人がいたそうだ。他の人が2人の行為を目撃していたのかどうかは不明である。
監視カメラの映像から2人の行為が発覚し、2人は公の場でわいせつな行為をした罪で有罪となった。2人も罪を認めた。しかし、裁判所の記録に有罪判決が前科として記録されることは認められず、それぞれ60時間の社会奉仕を行うことのみが言い渡された。
事件から数日後の7月1日、2人は再び罪を犯した。2人が犯したのは窃盗罪で、同州にあるスーパーマーケットから500オーストラリアドル(約4万5600円)相当の食料品をカートの中に入れたまま持ち去った。すぐに2人は捕まり、窃盗罪に問われることに。10月5日に裁判が行われ、性行為をして有罪となった裁判所に再び戻ることになった。
2人は罪を認めたが、2人には職がなく、失業手当だけでは生計を立てられず必要に迫られて食料品を盗んだと主張。また女は「現在は2人ともアルバイトをしている」と更生の余地があることも主張した。
2人の主張を受け、判事は2人合わせて250オーストラリアドル(約2万2800円)の支払いを命じ、6カ月間、良好な行動をするよう言い渡した。良好な行動とはたいていの場合、保護観察官やカウンセラーが介入して、言い渡された期間、罪を犯さないような行動をするというものである。なお、判事は今回の窃盗罪も有罪判決を記録しないよう命じている。
このニュースが世界に広がるとネット上では「裁判所でセックスをしたりその後すぐに窃盗罪で捕まったり常識がない。いい歳して恥ずかしくないのか」「どれも罰が軽すぎる。絶対にまた罪を犯す、次はもっと重いものかも」「有罪が記録されないということは次に罪を犯してもうまく逃れそう。そんな甘い判決が出たのが理解できない」「2人とも一度刑務所に入るべき」といった声が挙がっていた。
世間からは罰が軽いことや再犯を心配する声がある。その予想をいい意味で裏切り、2人がきっちり更生するといいのだが……。
記事内の引用について
「Young couple caught having sex multiple times in Toowoomba courthouse」(New York Post)より
https://nypost.com/2022/07/22/shameka-julie-leeding-jake-james-quinn-caught-having-sex-in-courthouse/
「Couple caught having sex in courthouse return to crime scene on stealing charges」(Mirror)より
https://www.mirror.co.uk/news/world-news/couple-caught-having-sex-courthouse-28183751
「Couple caught having sex in courthouse return to scene of crime on new seedy charge」(The Daily Star)より
https://www.dailystar.co.uk/news/latest-news/couple-caught-having-sex-courthouse-28175698