事件が発生したのは今年4月22日。当時、読谷村に住んでいた24歳の男性が放し飼いにしていた体重42キロの大型犬が、開いていた門扉から脱走し、近くで別の飼い主が散歩していた同5キロの小型犬に襲いかかり、噛み殺した。
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警察は人や他の動物に危害を加える恐れがあったにも関わらず、リードをつなげずに放し飼いにする行為が条例違反にあたるとして、男性を読谷村犬取締条例違反の疑いで書類送検した。取り調べに、男性は「敷地内でリードをつけておらず門扉から逃げ出した」と容疑を認め、「自分の飼い犬が噛み殺して大変申し訳ない。謝罪したい」と話しているという。
この事件に、ネット上では「散歩中にノーリードの大型犬に襲われる恐怖はとんでもなかったと思う。愛犬は殺されて、自分にも危害が及ぶと思ったのではないか」「容疑者にとってはちっぽけなことかもしれないが、被害者にはとんでもないトラウマだ。自分の愛犬が殺されたら、自分だったらその犬を殺しに行くかも」「書類送検で済まされるのが納得できない。本来なら逮捕するべきだ」と怒りの声が上がる。
また、「刑事では書類送検にしかならないのかもしれない。民事でしっかりと損害賠償を請求するべきだ」「書類送検では抑止にならない。飼い主の責任を粛々と問わないと、今後も同じような事件が起こる」「42キロの犬なら、人間に重傷を負わせる可能性だってあった。決して軽い容疑ではない」という指摘も出ていた。