>>全ての画像を見る<<
同ファッションショーは「好きを着る。ファッションウィーク HARAJUKU GENDERLESS & FREE FASHION WEEK」の一環として行われた。井手上はシナモンと壇上に立つと、「シナモンくんが大好き。生まれた年が一緒というのにも運命を感じております」と嬉しそうにコメント。
「大好きなシナモンくんと一緒に今回ランウェイを歩くことができて光栄でした。シナモンくんが男の子というところにも共感します。私も生物学的には男性として生まれて、シナモンくんが男の子だということも最近知ったんです」と話すなど、シナモンにはただならぬ思いを持っている様子。
井手上はこの日、スカートを着用して登壇したが、「私は女の子がスカートを穿くという概念が嫌い。今、世界では男性、女性関係なくスカートを穿く傾向があるんです。今日はそのスカートがポイントです」と自身のファッションに込めた思いも打ち明ける。井手上はまた、自身のジェンダーレスブランドも運営しているが、それについても「自分のファッションブランドでは自分の好きや、世の中に提案したいことがたくさん詰まっている」と紹介する。
井手上は「ファッションは体にフィットするものではなく、心にフィットするもの。こうして自由にファッションを着るというイベントに参加できたこと嬉しいです。勇気をもらえました」と述べる。
また、Z世代の代表として、「Z世代と言えばやっぱりSNS。否定されたり肯定されたり、それが文字で当たり前のように飛び交っている世界で生きていかないといけない。孤独を感じることも多いと思うんですけど、自分が信じているもの、好きを貫き通した時に新しいものが生まれる。みなさんにも好きを貫き通して欲しい」と同世代のファンにも呼びかけた。
ロイも井手上同様、シナモンとの対面に感激しきり。「シナモンくんはいい匂いがした。喋ってみたい!声が気になる!」とはしゃぐなど、シナモンとの交流を楽しんでいる様子だった。
(取材・文:名鹿祥史)