アメリカ・ネバダ州の路上で、スクールバスの到着が遅れて激怒した母親が、運転手の男性を暴行したとして警察が母親を逮捕した。海外ニュースサイト『Las Vegas Review Journal』『Insider』などが9月30日までに報じた。
>>42歳母親、娘より成績の良い同級生の13歳少年を殺害 家族を偽り毒入りの飲み物を渡す<<
報道によると事件は8月17日午後、同州クラーク郡で起こった。とある小学校の送迎バスの運転手として働く男性は、授業を終えた児童ら(以下子ども)を乗せ送迎バスを運転していた。道中、子どもたちが騒ぎ始め、席を飛び跳ねるなどしたため、運転手はバスを止めて子どもたちに注意したという。
しかし、子どもたちは収まるどころかエスカレート。バスの監視カメラにテープを貼り、緊急窓を開けるなど騒ぎ出した。とある女児は、運転手に駆け寄り、「私が運転する」とハンドルをつかんだそうだ。運転手はバスを止めて、子どもたちを再度なだめたという。
この影響で男性の運転するバスは、保護者らの待つバス停に1時間ほど遅れて到着。子どもたちを降ろしたものの、バスの到着遅れで激怒した保護者3人が、バスの中まで入ってきたという。男性は、そのうちのひとりの女に顔面を4発殴られた。このとき、男性のかけていた眼鏡が割れたそうだ。なお、男性は軽傷だったようで、病院に行ったとの情報はない。
のちに男性は警察に通報。捜査を開始した警察は、バスの監視カメラの映像から容疑者を特定。女は、この学校に通う子どもの37歳の母親だ。警察は女の自宅を訪ね、男性を殴った容疑で女を逮捕したという。女の認否は伝えられていない。
このニュースが世界に広がると、ネット上では、「ひどい。人を殴るなど最低」「バスの運転手が弱そうで、子どもになめられてしまったようだ」「どの国でも、親子ともにモンスター化している」「バス遅れでイライラするのは分かるが、その原因を作ったのはあなたの子ども。しつけがなっていない」「イマドキの子どもは恐ろしい。監視カメラにテープを貼る用意周到ぶり」「殴る相手が間違っている。運転手ではなく子どもの方」といった声が上がった。
バスの到着遅れは、子どもたちの責任だろう。事実に目を向けず、バスのトライバーに怒りをぶつけて、暴行するなど言語道断。刑務所でしっかり反省してもらいたものである。
記事内の引用について
Kids cause school bus delay, which prompts mom to beat driver, police say(Las Vegas Review Journal)より
https://www.reviewjournal.com/crime/kids-cause-school-bus-delay-which-prompts-mom-to-beat-driver-police-say-2649186/
Nevada mother arrested after she stormed inside a school bus to attack driver when he dropped their kids off an hour late: report(Insider)より
https://www.insider.com/mother-stormed-school-bus-reportedly-attack-driver-dropped-kids-off-late-2022-10