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今年で2回目となる大会は、9月17日から同会場で実施。プレスプレビューでは、世界最大級のプロジェクションマッピング国際大会「1minute Projection Mapping Competition」の最終審査まで勝ち残った19作品の内から数作品と、ゲストアーティストによる特別作品が上映された。
尾上は「スタッフの皆さんの、東京から発信して、東京の風物詩にしたいという情熱が伝わってきました。僕自身も日本から何かを発信することは素晴らしいことだと思っているので、アンバサダーに就任できて光栄です」と感想を述べる。尾上はまた、「今回、初めての参加でしたが、みなさんの情熱が伝わってきました。この祭典が世界に羽ばたいていけるよう、微力ながらお役に立てればいいなと思います。いずれは世界の祭典になっていってほしい」と願いも込める。
上映作品についても感動させられたと言い、「僕は昔から野球が好き。ここにはよく来ていたんですけど、まるで別世界でした」と目を細める。この日は歌舞伎をモチーフにした作品も紹介されたが、「日本、東京から何かを発信することは大切です。歌舞伎を通じて思うのは日本の文化を、当の日本人がもっと知ることが大事だなって思うんです。こういう場を設けることは、世界の皆さんにも自分たちの文化を知ってもらうチャンスであり交流でもある。日本の製作陣、クリエイターのすごさを発信できる価値のあるイベント、大会だと思います」と話す。
尾上は「表現も含め文化って国によって様々。全てを知ることはできないけど、言葉を交わさずとも作品やエンターテインメントを見ることで知ることもできます。すごく意義のあることだと思います」と述べ、今後、もっと歌舞伎とプロジェクションマッピングの融合作品が生まれることにも期待を抱いているとのこと。「一回、自分の公演で、プロジェクションマッピングと歌舞伎を一緒にやる作品をやったんですけど、もっと、ゲリラ的に、急に街でできるような感じでやれたらいいなと思います」と話していた。
(取材・文:名鹿祥史)