石多未知行
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芸能ニュース 2022年09月20日 23時00分
尾上松也「東京の風物詩にしたい情熱が伝わってくる」明治神宮外苑でのプロジェクションマッピングに感動
世界最大級のプロジェクションマッピング国際大会「TOKYO LIGHTS 2022-プロジェクションマッピング国際大会」のプレスプレビューが16日、明治神宮外苑の聖徳記念絵画館及び明治神宮外苑総合球技場軟式球場で開催され、アンバサダーを務める尾上松也が登壇した。 >>全ての画像を見る<< 今年で2回目となる大会は、9月17日から同会場で実施。プレスプレビューでは、世界最大級のプロジェクションマッピング国際大会「1minute Projection Mapping Competition」の最終審査まで勝ち残った19作品の内から数作品と、ゲストアーティストによる特別作品が上映された。 尾上は「スタッフの皆さんの、東京から発信して、東京の風物詩にしたいという情熱が伝わってきました。僕自身も日本から何かを発信することは素晴らしいことだと思っているので、アンバサダーに就任できて光栄です」と感想を述べる。尾上はまた、「今回、初めての参加でしたが、みなさんの情熱が伝わってきました。この祭典が世界に羽ばたいていけるよう、微力ながらお役に立てればいいなと思います。いずれは世界の祭典になっていってほしい」と願いも込める。 上映作品についても感動させられたと言い、「僕は昔から野球が好き。ここにはよく来ていたんですけど、まるで別世界でした」と目を細める。この日は歌舞伎をモチーフにした作品も紹介されたが、「日本、東京から何かを発信することは大切です。歌舞伎を通じて思うのは日本の文化を、当の日本人がもっと知ることが大事だなって思うんです。こういう場を設けることは、世界の皆さんにも自分たちの文化を知ってもらうチャンスであり交流でもある。日本の製作陣、クリエイターのすごさを発信できる価値のあるイベント、大会だと思います」と話す。 尾上は「表現も含め文化って国によって様々。全てを知ることはできないけど、言葉を交わさずとも作品やエンターテインメントを見ることで知ることもできます。すごく意義のあることだと思います」と述べ、今後、もっと歌舞伎とプロジェクションマッピングの融合作品が生まれることにも期待を抱いているとのこと。「一回、自分の公演で、プロジェクションマッピングと歌舞伎を一緒にやる作品をやったんですけど、もっと、ゲリラ的に、急に街でできるような感じでやれたらいいなと思います」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ニュース 2022年03月31日 12時20分
つんく♂、プロデュース業でのご法度を明かす「本当に的確な判断力が必要」
総合エンターテインメントプロデューサーで、TNX株式会社の代表取締役を務める音楽家のつんく♂が30日、都内で行われたイベント『PRODUCERS 2022』に出席し、プロデュース業に対してこだわりや成功の秘訣などを語った。 >>全ての画像を見る<< これからの時代に必要な「PRODUCE力」を考えることを目的に開催された本イベント。会場にはつんく♂や、佐々木紀彦(PIVOT)、小橋賢児(The Human Miracle)、松村宗亮(裏千家茶道准教授)、緒方憲太郎(Voicy)、中村貞裕(トランジットジェネラルオフィス)、石多未知行(カラーズクリエーション、佐賀文宣(ZVC JAPAN)、光畑真樹(グローバルプロデュース)各氏の、第一線で活躍する各分野のプロデューサー9名が登壇し、「これからに必要なプロデュース力」をテーマにトークセッションを行った。 つんく♂は登壇すると、自身のマックブックをテーブルに置き、チャットに自分のコメントを書き込み、それをスクリーンに表示させる形式で、「プロデュースの根底にあるものとは」をテーマにトークを行った。つんく♂は現在ハワイに在住しているが、まずアメリカと日本での「プロデューサー」の言葉の意味の違いについて説明。アメリカではプロデューサーは「生産者」という意味合いが強く、肩書きにプロデューサーと書くと、「何を作っているの?野菜?CD?」と聞かれることを紹介。 その上で、「僕は『音楽を作ること』がベースにあるので、『生産者』で間違っていない。でも日本では小室哲哉さん以後、『総指揮』の意味のような使い方をする」とその違いを解説。また、プロデューサーに必要な資質として、日本では「イマジネーション、判断力、適応能力、指示力、カリスマ力、バランス力」が必要と自身の考えを述べた。 つんく♂はさらに、プロデュース業をする中でしてはいけないことに「迷うこと」を挙げ、「いろんな情報が入ってきます。いいこと、悪いことなど、そういう情報をたくさんインプットしたとしても迷わない判断力が大事」と持論を展開。「迷っていると失敗する。レコーディングをしていても、歌手が歌った歌を聴いて、瞬間的にOKかもう一回か。何かを判断して伝えなければ、迷っているそのバッファータイムに事故は起こる。本当に的確な判断力が必要」と話す。 「大事なのは、とにかく具体的な指示を飛ばせるかどうか。『お使いができて一人前』なんてよく聞くと思いますが、僕はそっちでなく、『お使いする人にいかに的確に指示が出せるか』。これが出来る人が、本当の能力者じゃないかと思います」とコメントした。 「天才」に対しての見解も問われたが、「みなさん、天才には憧れていると思います。でもほとんどの人はなれません。それは僕も同じです。てか、天才になる必要を感じていません」と笑顔を見せる。「天才は秀でている可能性はありますが、バランス力があるかどうかはわかりません。僕は天才よりプロでありたい。世間を見ながら、クライアントの期待に応える。大衆の心の隙間に入り込む。なんかそういうプロでありたい」と自身の方向性も示していた。(取材・文:名鹿祥史)
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