12月16日に公開される予定の映画『戦場記者』。中東支局長として戦地での取材を行っている須賀川氏が監督を務めた作品で、ガザ、ウクライナ、アフガニスタンなどの戦地の現実が描かれてるという。
しかし、13日に公式ツイッターに公開されたポスターのバックに写っていたのは、爆発事故で損傷したベイルート港の穀物サイロ。それを3人の人物が眺めている写真になっていた。
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ポスターには、『戦場記者』というタイトルと「世界の戦地を徹底的に歩き浮かび上がった理不尽かつ残酷な現実とはー。戦争の被害者は一体誰なのかー。」と記されていた。
また、公式ツイッターのプロフィール欄には「フェイクニュースが横行する世界、地球の裏側で真実を目撃しているひとりの日本人がいるー。テレビ報道を超え、戦地やそこに暮らす人々のリアルに踏み込んでいく須賀川拓の視点が映し出すものはー」と書かれている。
しかし、戦争をテーマにしているにも関わらず、ポスターに戦地ではない写真が使われていることに対し、ネット上からは「そこは戦場じゃない。ベイルートの爆発現場でしょ」「フェイクニュースはどっちだ」「普通戦争テーマで事故の写真使う…?」「倉庫の爆発を戦地に仕立てるってどういう意図?」「雰囲気だけで行けると思ったのか?」といった困惑の声が集まっていた。
なお、須賀川氏の公式ツイッターにも、戦争ドキュメンタリー映画のポスターに事故現場の写真を使った意図についての質問が寄せられているが、15日昼現在、須賀川氏は回答していない。
記事内の引用について
映画『戦場記者』公式ツイッターより https://twitter.com/senjokisha