長きにわたって、東西でレギュラー番組を複数本堅持。20年には、藤井隆主宰音楽レーベル「SLENDERIE RECORD」からガチでシンガーデビュー。今秋にはシンガーとして藤井のツアーに同行して、ステージに立っている。
>>人気ジャニーズの衝撃報道も 香川照之だけじゃない「出禁」処分の芸能人たち<<
共演者から安心されるMCになったため、交友は多ジャンルに及ぶ。ジャニーズタレントでは、A.B.C-Zの河合郁人が有名。ファンの間で2人の顔がそっくりだと騒がれ始めたころに交流が始まり、タレントとしてもがいていた河合をバーで励ましたことがある。それが今では、ゴールデンタイムの特番でダブルMCを務められるまでになった。
この数年で、ジャニーズ御用達芸人になったといっても過言ではない後藤。そんな“西のツッコミキング”に謝りたいと思い続けているジャニーズタレントがいる。Sexy Zone(セクゾ)の菊池風磨だ。
どっきり番組で全裸になり、“いま脱げるジャニーズ”という新たなジャンルを切り開いた菊池。この2年でソロの露出を一気に高め、21年4月に嵐の二宮和也が開設したYouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」で、KAT-TUNの中丸雄一、Hey! Say! JUMPの山田涼介とメンバーになると、トップYouTuberの仲間入り。グループの垣根を越えたユニットは今夏、日本テレビ系の大型特番「24時間テレビ45」のメインパーソナリティーを務めるまでになった。
セクゾは、デビューした翌12年に教養バラエティ「リアルスコープZ」(フジテレビ系)がリニューアルされたタイミングで、レギュラーメンバーに抜てきされた。一緒に加入したのがフットだった。セクゾは、デビュー曲「Sexy Zone」を赤いバラを持って歌っていたことから、あらゆる現場でバラを持たされた。「リアルスコープZ」でもそうだった。
「ある回で、後藤さんとカレーを作りに行きました。案の定、スプーンにバラが刺さっていました。菊池さんは、“セクシーローズスプーン”を使うことに抵抗を覚え、後藤さんが話を振ってくれてもうまく返せず。後半では、とうとうしゃべらなくなってしまいました」(テレビ誌の取材ライター)
ふがいなかった当時の自分を、菊池は今でも悔やんでいる。若かった上にバラエティスキルもなかったが、10年たった今なら、いかようにでも対応できる。それを伝えるため、後藤が週替わりでMCを務める「行列のできる法律相談所」(日テレ系)で、ざんげの意味を込めて話す機会に恵まれた。ところが、その回に限って準レギュラーだった後藤が不在。共演NGなのかも分からないまま、謝罪できずにここまできた。
菊池が願っているのは、「後藤さんと一緒にカレーを食べること」。かなう日はやってくるか。
(伊藤由華)