2019年公開の「天気の子」以来3年ぶりに新海監督がメガホンを取った最新作。女優の原菜乃華が声優を演じる、17歳の鈴芽が日本各地の廃虚を回りながら、災いの元となる不思議な扉を閉じていく冒険物語が描かれる。
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松村が声優を務める宗像草太は、その扉を閉めることが使命の〝閉じ師〟。日本各地で扉を探す旅の途中に、九州で叔母と暮らしていた鈴芽と出会い、突如扉から現れた災いに立ち向かう役どころだ。
松村はオーディションで選ばれたそうだが、新海監督は「表現への追求と、絶え間ない内省と、切実な使命感。北斗くんのそういう精神性がキャラクターにぴったりと重なりました。彼の声の芝居は鮮烈です」と絶賛。
松村は「新海監督の作品に出演させていただくというのは想像の出来ない事でしたが、出演が決まってプレッシャーと興奮が織り交ざった不思議な気持ちです」とコメントしている。
新海監督作品では、興行収入250.3億円の大ヒット作となった「君の名は。」(16年)で神木隆之介と上白石萌音が、同141.9億円のヒット作となった「天気の子」で醍醐虎汰朗と森七菜がそれぞれ声優に起用されたが、ジャニーズ所属タレントでは、新海監督がヒットメーカーとなってからは、初めてその作品に抜てきされることになった。
「すでにテレビ各局のドラマでは〝ジャニーズ頼み〟の流れが確立されているが、ミュージカルや舞台も外れがないのでそうなっている。そして、映画界でも、Snow Manのメンバーたちが主演を務めた『おそ松さん』、なにわ男子の道枝駿佑が主演を務めた『今夜、世界からこの恋が消えても』がいずれも興収10億超えのヒット作に。ヒットは確実だと思われる新海監督の作品だが、原の人気はまだ未知数なので、松村の起用は集客の〝保険〟のようなものか。当たれば、映画界での〝ジャニーズ頼み〟がさらに浸透するだろう」(芸能記者)
松村の起用により、どこまで数字を伸ばすのかが注目される。