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元大関・高安、引退回避には前半戦が勝負? 横綱・照ノ富士も注目、悲壮な覚悟示す9月場所のポイントは

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 来月11日~25日にかけ開催が予定されている大相撲9月場所(東京・両国国技館)。同場所に並々ならぬ思いを抱いているのが、新型コロナ感染により7月場所全休を強いられた平幕・高安(元大関)だ。

 高安は横綱・照ノ富士らと20番以上相撲を取るなど精力的に調整した25日、稽古後に応じた取材の中で9月場所へ向け「現役生活はそんなに長くないので、一生懸命燃え尽きるまでやりたい」、「千秋楽まで優勝を争って優勝をめざして、また上をめざしてやりたい」とコメント。ネット上には「進退考えるぐらいの覚悟を持ってるのか」と驚く声が上がった。

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 「現在32歳の高安は新入幕の2011年7月場所から幕内に在位し、2017年7月~2019年11月場所にかけ大関を務めた実績も持つ力士。ただ、大関から陥落した2020年1月~2022年7月場所までは勝ち越し7回(2ケタ5回)、負け越し8回、休場5回(途中休場含む)と、成績が不安定で故障も頻発。現在のコンディションは上々のようですが、9月場所以降の成績次第ではまたたく間に力士人生の岐路に立たされてもおかしくない状況ともいえます」(相撲ライター)

 力士の引退年齢は個々人によって異なるが、幕内力士の場合は一般的に30歳前後が多いとされている。また、大関経験者の場合は年齢に加え、成績不振が続き十両まで転落したことを理由とするケースも少なくない。高安も今場所、来場所で大負けが続けば一気に十両に転落する可能性はあり、仮にそうなった場合に年齢、地位を理由に引退を決断するという展開も考えられなくはない。

 高安としてはそうはならないよう、9月場所は最低でも勝ち越し以上の数字を収めたいところだが、勝ち越し可否を左右しそうなのが前半8日間の成績。高安は大関陥落後に勝ち越した7場所全てで前半8日間は五分以上の星取をマークし、陥落後最高の「12勝3敗」を挙げた2022年3月場所では負けなし8連勝を記録している。後半戦にかかる重圧を和らげる意味でもできればスタートダッシュを決めたいところだ。

 また、勝ち越しにとどまらず2ケタ、優勝を狙うなら、横綱・大関陣に対して抱える課題を払しょくする必要もある。高安は現在の横綱・大関陣の中で大関・御嶽海相手には「20勝9敗」と大きく勝ち越しているが、照ノ富士には「12勝12敗(5連敗中)」、大関・貴景勝には「9勝9敗(2連勝中)」、大関・正代には「9勝17敗(5連敗中)」といずれも五分以下。貴景勝はともかく、照ノ富士、正代の2名にはいつまでもやられっぱなしというわけにもいかないだろう。

 25日に共に稽古を行った照ノ富士も「やっぱり圧力もありますし、よく稽古してますし、もう一回大関にという気持ちでやっていると思うので、頑張ってほしいなと思います」と奮起を期待したことが伝えられている高安。かつての大関は復活ののろしを上げるのか、それともふがいない成績に沈むのか。来る9月場所は要注目だ。

文 / 柴田雅人

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