各メディアによると、2人の出会いは、昨年のNHK BS時代劇「剣樹抄~光圀公と俺~」での共演。舘は黒川の師匠役として出演した。
黒川はロケ終了後、「舘プロに入れてほしい」と直談判し、直筆の手紙も送った。舘も心意気を受け取り、快諾。
>>舘ひろしがテレビで暴露していた、渡哲也さんと石原良純との壮絶エピソード<<
舘は「ものすごい感受性を持っている。彼の泣く芝居は、僕が学ぶことが多い」とその演技を絶賛し、「年の差は孫くらい。でも、顔の雰囲気も似てるし、バディを組みたいね」。すると黒川は、「舘さんと一緒に刑事役がやりたい!」と応えたという。
「石原軍団だった舘の事務所というだけに、徳重聡のようないかにもな硬派の雰囲気を持った大人の俳優かと思いきや、まさかのイケメンの子役。今後、じっくり育てていけば、数年後には主演を張れるぐらいの俳優に成長しているはず。舘も黒川の成長が楽しみなのでは」(テレビ局関係者)
芸能界では大ベテランで、今は芸能事務所という一国一城の主となった舘だが、芸能界の流れに乗ったようだ。
「今や、大手芸能事務所は男女問わずに積極的に小学校高学年から中学生にかけて有望な人材を集めている。演技のクセがついていないことなどもあるが、結局は今後、長く稼げる見込みがあるから。加藤清史郎、神木隆之介、柳楽優弥ら子役から成功した俳優は数少ないが、少ない可能性でも育成する価値はある」(芸能記者)
しかし、そんな傾向がある問題を生み出しているというのだ。
「育成された役者は正統派で、ほかにはジャニーズ勢やジュノンボーイのようなイケメンや、美人女優の割合が高くなり、作品にインパクトを与えられる若手の個性派が育ちづらい状況になっている。逆に最初から個性派をめざした役者はチャンスが広がる」(同)
若手の個性派スターの誕生が期待される。