安田弘之氏の漫画を実写化。元風俗嬢の主人公・ちひろ(有村)は海辺の弁当店で働きながら、家族とうまくコミュニケーションを取れない女子高生、自分を表現することが苦手な少年など、心に傷や悩みを抱える人々と出会い、前向きな影響を与えていくストーリー。
>>有村架純、同世代女優で独り勝ち?“自爆”していくライバルたちを出し抜くか<<
有村といえば、昨年、菅田将暉とダブル主演した恋愛映画「花束みたいな恋をした」が興行収入38億円の大ヒットを記録。
今年は映画「前科者」(岸善幸監督)で元犯罪者に寄り添う保護司を演じ、現在放送中のTBS系ドラマ「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」では、中村倫也演じる弁護士とコンビを組む、法律事務所に勤務するパラリーガルを好演している。
「若いころは、恋愛作品への出演が多かったが、そもそもプライベートでまったく恋愛していないこともあってか、〝伸び代〟に限界があった。事務所もそのあたりを見越してか、ここに来て脱・恋愛作品にシフト。女優としての成長をめざす路線に変えたようだ」(映画業界関係者)
ドラマならばCMスポンサーの関係である程度の〝規制〟があるが、映画&配信の作品ならば、それもない。
「これまで、肌の露出もあまりなかった有村だが、いよいよ露出にも〝挑戦〟しているかもしれない。そこまでしたら、数々の映画賞を受賞することになるのでは。映画の仕上がりに期待したい」(芸能記者)
有村は今春の撮影を振り返り、「じんわり、じんわり染みわたるお話で、まるでドキュメンタリーを見ているかのような感覚になり、新しい視点で物語に参加することができました」とコメント。
今作が女優としての転機になるかもしれない。