私は、つい先日別れた彼氏に屈辱的な思いをさせられました。その彼との話をします。ショッピング中にナンパされたのが彼との出会いです。私のことを「可愛いね」と言ってくれたのが嬉しくて、彼の誘いに乗って二人でカフェへ行きました。ナンパされるのなんて初めてでしたし、彼もイケメンだったので私はウキウキしっぱなし…。しかし、彼はカフェでご飯を食べ始めると急に口数が減ってしまったのです。
>>彼女のほくろを抹消するため消しゴムで顔を擦りまくる暴走男~本当にあった怖い彼氏~<<
何か怒らせたのかと焦りましたが、カフェを出るとまた元のおしゃべりな彼に戻ったので、気のせいかなと思い直しました。その日はそれでお別れしましたが、その後もメッセージや電話のやり取りが続いて、交際することに。私は自分の容姿に自信がないので、「可愛い」と言ってくれた彼のことをすでに大好きになっていました。
交際後に数回会いましたが、彼はやはり飲食店やカラオケに行くと急に不機嫌になるようでした。私は訝しく思いつつも、なかなか聞き出せずに放置していました。何かをキッカケにフラれたり、別れを切り出されるのが怖かったのです。それほど彼にぞっこんでした。
彼の不機嫌の理由が分かったのは、初めての行為の時です。お互い実家暮らしだったので、ラブホテルに行ったのですが、そこで彼は私に「あ、マスクは外さないで」と言ってきたのです。私は最初、感染リスクなどを考えてのことかな?と思ったのですが、「マスクしてないとHは厳しいかも…」という彼の言葉に唖然。彼も「しまった」という顔をしましたが、もう後の祭りです。振り返ってみると、彼が黙り込むのは決まって私がマスクを外した時でした。
そのことを追及すると、マスク姿が元カノに似ていたから声を掛けたと白状したのです。「可愛い」と近づいてきて私も嬉しい気持ちでいっぱいだったからこそ、余計に落ち込みました。マスクの有無で態度を変えるなんて本当に最低な男だったなと、自分の見る目の無さにため息が出ます。
写真・MIKI Yoshihito