夢屋に限らず、お笑い芸人の中には意外な転身を遂げた人物がいる。元カリカの林よしはるは、2022年4月に行われた千葉県の南房総市議会議員選挙に出馬し当選。政治家への転身を遂げた。林は2011年に芸人を引退しているが、その後元相方のマンボウやしろとニューカリカを結成するなどの動きはあった。南房総市は林の地元であり、いわばUターン就職の一つの形とも言えそうだ。
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2021年3月末でコンビ解散となったザブングルの松尾陽介は、芸能界引退とともに、実業家に転身。お笑い芸人のセカンドキャリア支援などを行っている。元芸人の立場を活かしたビジネスだろう。
ミキの亜生の同期芸人としても知られる、出てこい中平くん2号はセクシー男優へ転身。同じ名前で活動を行っている。2021年12月には『じっくり聞いタロウ 〜スター近況㊙報告〜』(テレビ東京系)に出演し、芸人時代は3年間で2700円しか稼げなかったものの、現在の月収は約50万円ほどであり、セクシー男優一本で生活出来ているという。
「ヌーブラ・ヤッホー」などのネタで知られる女芸人コンビのモエヤンは、2013年12月にコンビ解散を発表。池辺愛は2021年の東京都議選に都民ファーストの会の公認候補として出馬するも落選。その後、中学校時代の恩師の先輩から誘われ、東京学芸大学の助教に就任している。池辺は慶應義塾大学卒業のインテリキャラのため、知性を活かした仕事をしているのだろう。
こうして見ると、お笑い芸人のセカンドキャリアは幅広いと言えそうだ。