いとこ同士でコンビを結成した、なすなかにし。もともとは大阪で活動しており、同世代の千鳥や麒麟らとともに賞レースで戦ってきた実力派だ。『第26回ABCお笑い新人グランプリ』優秀新人賞、『第36回上方漫才コンテスト』優秀賞、さらには『M-1グランプリ』準決勝進出、『THE MANZAI』認定漫才師など、漫才師としても結果を残している。
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2008年、拠点を東京に移してからも、『おもいッきりPON!』(日本テレビ系)、『爆笑オンエアバトル』(NHK総合)など、テレビに出るチャンスはあったが、ブレイクを掴み取ることはできなかった。しかし、近年では“コンビ芸”と呼ばれる、なすなかにしらしさ溢れる芸で人気に。『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)や、最近だと『ラヴィット!』(TBS系)など、ポテンシャルを発揮できる番組に多く呼ばれるようになった。
「彼らが今の芸風になったのは、博多大吉がきっかけだったそうです。昔は尖っていたというなすなかにし。センスで勝負しようとしていたところ、中西が大喜利のイベント『ダイナマイト関西』の決勝で、女優の伊藤修子と戦うことに。しかし、緊張のあまり実力を発揮できず、ドン滑り。イベント終わり、大吉から『今日何ができた?』と厳しい言葉をぶつけられたそうです。そんな大吉の言葉で目を覚まし、今のコンビ芸になったようですね。2人は大吉に感謝しているそうです」(芸能ライター)
また、なすなかにしの愛される人柄も、ブレイクの要因だという。
「2人はスタッフや共演者からも好感度が高く、よくその話題になっています。インタビューでも受け答えが物腰柔らかく、記者からも人気が高いですよ」(同上)
令和に入ってブレイクした“おじさん芸人”なすなかにし。今後の活躍が期待される。