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オリックス宗佑磨の活躍で首位ソフトバンクに勝ち越し2.5ゲーム差で後半戦へ「勇気は僕らが与えます!」

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宗佑磨

 先週のオリックスは5勝1敗と大きく勝ち越し、特に22日から行われた首位ソフトバンクとの3連戦で勝ち越したのは大きく、まだ5位ながらも首位と2.5ゲーム差という僅差で前半戦を終了。オールスターブレイクに突入した。

【オリックス・バファローズ戦績 7.19-7.24】
対 北海道日本ハムファイターズ
大阪・京セラドーム大阪

7月19日
○オリックス(山岡)7-1(田中)北海道日本ハム●

7月20日
○オリックス(椋木)2-0(根本)北海道日本ハム●

7月21日
○オリックス(竹安)4-3(ポンセ)北海道日本ハム●

対 福岡ソフトバンクホークス
大阪・京セラドーム大阪

7月22日
●オリックス(宮城)5-7(杉山)福岡ソフトバンク○

7月23日
○オリックス(山本)5-0(石川)福岡ソフトバンク●

7月24日
○オリックス(田嶋)7-4(東浜)福岡ソフトバンク●
※カッコ内は先発投手。
※95試合、48勝47敗0分けの5位。首位の福岡ソフトバンクホークスとは2.5ゲーム差。

 首脳陣や主力選手が新型コロナに感染し、ファームの首脳陣を中心に構成して大阪に乗り込んだ日本ハムに3連勝すると、その勢いでソフトバンクを迎えた。だが初戦は先発の宮城大弥が珍しく乱調で、先制してもらった3点を守れず、中継ぎ陣も打たれ敗戦した。

 2戦目はエースの山本由伸が8回9奪三振無失点と安定の好投に打線も援護して、自身2年連続の2桁勝利となる今季10勝目を挙げた。

 山本は「チームは5位ではありますけど、ゲーム差がかなり少なくなってきていたので、“絶対に勝つぞ”という気持ちでマウンドに上がっていました。立ち上がりから、2アウトからランナーを出したり、3人で切りたいところでフォアボールを出してしまったりと、反省点もたくさんありましたけど、若月(健矢)さんのリードのおかげでなんとか抑えることができました。立ち上がりから、苦しいピッチングをしていたので、序盤から点を取ってもらっていたおかげで、なんとか8回まで投げられたと思います」と振り返った。

 「いいピッチングができる時も、前回のように打たれてしまう時も、いろんな試合があったんですけど、本当に支えてもらいながらなんとか10勝できたので、これからもっともっと勝って、この恩を返したいと思います!」と前半戦を振り返った。「明日が9連戦中の9戦目でみんな少し疲れてきているので、ファンの皆さんの熱いご声援を明日もよろしくお願いします!」と笑みを浮かべた。

 3戦目は打線が粘りを見せて逆転。特にオールスターの選手間投票で初出場を決めた宗佑磨が、3安打2打点の大活躍を見せた。

 宗は3回の先制打の場面について「前のいいバッターの方たちが、いい形でつないできてくれたので、積極的に行けたことがよかったのかなと思います。たくさんチャンスの場面で回ってきていたので、頑張りました!」と振り返った。

 5回には1点差に迫る適時打を放った。「試合はまだ中盤でしたし、1点ずつ返していけばまだ追いつけると思って、まずは1点という気持ちで、チーム全員でいけたと思います。チームにとっても、自分にとっても大きな追加点だったと思います!」と力強く語った。

 「うまくいくことばかりではなくて、悔しい思いもたくさんしているんですけど、これがないと成長はないと思っていますので、後半戦も頑張りたいと思います」と前半戦を振り返った宗。「いつも応援ありがとうございます!前半戦もすごくたくさんの応援をいただけたので、後半戦ももっともっと球場に来ていただいて、僕らにパワーと勇気を与えてください。勇気は僕らが与えます!」と後半戦に向けて気合いを入れていた。

 チームはオールスターが終わると千葉に移動しZOZOマリンスタジアムで、29日から4位の千葉ロッテマリーンズと3連戦を行う。ロッテとは0.5ゲーム差なだけに、連勝して突き離したいところだ。

(どら増田 / 写真・Rinco)

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