「峯岸みなみ、高橋ユウ、瀧本美織、村上佳菜子など、20〜30代の女優、タレントがリポーターを務めることが多くなっているのです。ちなみに7月16日放送分は女優の佐久間由衣でした。といっても彼女の場合は同じく7月スタートのドラマ『初恋の悪魔』(同系)の番宣のためであることが明らかになっています。しかし他の面々は特別、告知がありませんでした。瀧本の場合は今年の4月で2度目の登場です」(芸能リポーター)
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かつては太川陽介、舞の海秀平、なぎら健壱といった、いぶし銀の旅人が大半だった同番組だが…。
「日テレが今、一番重要視している視聴者層は13〜49歳の男女、いわゆるコア層です。特別顔ぶれを変える必要がない番組でこうした“変革”が起きているということは、やはりコア層重視の波が、この『ぶらり』にも来ているということでは」(同)
年齢別でいうと、どれほどの数字なのか?
「6月25日放送分は世帯視聴率が7.4%、個人4.2%でした。そしてM3(50歳以上男性)は6.2%。F3(50歳以上女性)は8.0%と高い数字です。ところが、F1(20〜34歳女性)は0.8%、F2(35〜49歳女性)も3.6%と低い。番組の性質上、テレビをゆったり見たい人々がターゲットになってしまうが、それでも若年層にアピールしたいという狙いなのかもしれません」(同)
だが、旅人を全て入れ替えているわけではない。時々、勝村政信、田山涼成、石井正則といった既存のベテランリポーターも連なっている。
「急激に番組を変えてしまうと、これまでの固定客だった高齢者まで離れてしまう恐れがあると考えているのでは。徐々に番組の世代交代を図るということでしょう」(同)
また、それまで画面の左サイドテロップは飲食店など単なるネタの情報紹介にとどまっていたのが、いつしか「佐久間由衣のぶらり旅」と、誰が旅をしているか分かるように変わっている。リポーターの人選や細かいテロップを工夫し、長寿番組も生き残りを図っているのかもしれない。