『有吉クイズ』は有吉弘行がメインの大喜利風のクイズ番組で、有吉ほか芸能人達のプライベート映像を鑑賞しながら「おもしろ解答」をしていくという番組である。
2021年10月放送開始とまだ1年未満の番組ながら、お笑いファンの心を掴んでおり、今回のゴールデン昇格には納得の声も多い。
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その一方、今回の『有吉クイズ』ゴールデン昇格で、意外な番組が胸を撫でおろしているという。
それは『有吉クイズ』の直後に放送されている、爆笑問題と神田伯山の番組『爆問×伯山の刺さルール!』(火曜日0:15 ~0:45)である。
元は『まさかのルールはなぜできた!? 作画プレゼン!刺さルール』という各国に実在する「変なルール」を紹介する教養系のバラエティ番組だったのだが、今年4月より完全リニューアル。神田伯山と元乃木坂46の新内眞衣を司会に、爆笑問題の二人が他のゲストと同じく解答席に座り、番組が用意した芸能人のクイズに大喜利的センスで答えていくという、看板番組では司会がメインの爆笑問題の番組としては異色の役割で注目を集めた。
だが、リニューアル直後、「芸能人のおもしろVTR」にツッコミを入れるというコンセプトが、ともに枠移動してきた『有吉クイズ』と丸かぶり状態になってしまい、結果的にリニューアルは完全に裏目になってしまった。
また、『刺さルール』は『有吉クイズ』と違い、放送後の評判はあまり良くなく、「(霜降り明星の)せいやしか頑張っていない」「大喜利のレベルが有吉クイズに負けている」「まいちゅん(新内眞衣)が番組に噛み合ってない」「伯山が司会にいる必要がない」と奇をてらい過ぎて失速した感は否めない。
しかし、今回『有吉クイズ』がゴールデンへ移動する事で、『刺さルール』はある意味延命できたと言えそうだ。
テレビ朝日系列の爆笑問題と神田伯山の番組は『太田伯山 ~悩みに答えない毒舌相談室~』など数多く放送されていたが、一旦ライバルがいなくなる事で、まだまだ続ける事ができそうだ。