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同作は1983年の発売以後、累計出荷本数1000万本を超える人気戦国シュミレーションゲームシリーズの16作目。氷川は今作でエンディングテーマの「雷鳴」を担当する。会見にはシリーズの生みの親で、ゼネラルプロデューサーのシブサワ・コウも出席した。
氷川はこの日、「雷鳴」を報道陣の前で生披露した。同作のレコーディングについても嬉しそうに振り返り、「マグマがたぎるような思いで歌わせていただきました」と声を弾ませ話す。ゲームのエンディング曲を担当するのは初めてだと言い、「ゲームの中で曲が流れると聞いて嬉しくて。小さい頃からこのゲームを知っていたので光栄なことだと思います。それこそコーエーですね」とジョークを交えて喜びを表現する。
「ゲームの歌は初ですね。いつも挑戦していたいので、今回自分にとって、ガラッと変わった挑戦で、この歌をいろんなところで歌いたいなって思いました」とコメント。プロモーション映像の出来栄えについても「感動しました。歌と映像がマッチしていてゾクッとします。すごくこうブワッと来るものがありました」と興奮気味に話す。
「雷鳴」はこのゲームのために書かれた書き下ろし曲だが、「歌詞を読んだ時に一つ一つの言葉がその通りだなって。自分もこの通り生きていきたいなって思える歌詞でした。好きな言葉ばかり。大好きな一曲になりました」と紹介。また、ゲームは普段からよくするとも話し、「舞台が終わっても眠れない時があるんです。アドレナリンが出て。そういう時に気持ちの切り替えのためにゲームをするんです。切り替えは早い方だと思うんですけど、暑いですからね……。家から出ない方がいい。ゲームはいいですね。心を動かしてくれるので」としみじみコメント。
「よくやるゲームは積み上げていくタイプのもの。アクション系よりロールプレイングとかが好きです。物語性があるものは感動しますし、いろんなところへ連れて行ってくれる。人生と一緒。やり直しができない」とロールプレイングゲームの魅力も熱弁。ゲームには自身もキャラクターとして登場するが、「申し訳ないくらいかっこ良くしてもらっています。データを見たら結構強めで。技に『絶唱』ってありましたね。すごい」と笑顔を見せる。
さらに、ゲームに絡めて自身の野望を聞かれると、「やりたいことには片っ端から挑戦して、型にとらわれないアーティストになる!!」と発言。「窮屈なのはあまり好きじゃないんです。色々やる中で自分を見つけられるのかなって。誰もがやっていることをやりたくないタイプ。自分が道を作るくらいの気持ちでやっていきたい。挑戦する時は不安なんですけどね。やると限界突破すると次のドアに行ける感じがする。やってみないとわからないですからね」とその理由も説明。
また、「音楽が好き」とも述べ、「まずは言葉を伝えるのが最初。その後にメロディ。何を伝えるかを大事にして、伝えることが相手の生きる力になってくれればと思っています。常に前向きな言葉をメロディに乗せて伝えていきたいなって思います」と話していた。
(取材・文:名鹿祥史)