イギリスで、女性らをだまして性的関係を結んだとして、性的暴行などの罪で起訴されていたトランスジェンダーの男に対し、スネアズブルック王立裁判所が有罪判決を言い渡したと海外ニュースサイト『Daily Mail』『news sky.com』などが5月25日までに報じた。
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報道によると、ロンドン・インフィールド在住のトランスジェンダーの32歳男A(以下A)は、女性として生を受けた。時期は不明だがAは名前を男性名に変え、男性用の服を着用し、自称・男性として生きていたという。Aの恋愛対象も「女性」であった。Aが性同一性障害であったかは報じられていないが、性転換手術は受けていなかった模様だ。
Aはデートサイトで女性の恋人を探し、2010年から2016年の間に3人の女性と出会い交際に発展したそうだ。Aと交際した女性らによると、Aの見た目は男性で、振る舞いも男性のようだったという。Aは「男として生まれた」と女性らに説明していた。
女性らが、Aを「女性」と認識したのは、いずれも性行為時だ。Aは、特注のペニスバンドを着用して行為に及んだという。よく見るとAには女性器があった。その事実を、女性らがAに問いただすと、Aは怒って暴力的になり交際を続けるよう説得し、殺すなどと脅したそうだ。
3番目の交際相手の女性が恐怖を感じて警察に通報。捜査を開始した警察は、Aの携帯電話を押収した。コンタクト履歴を確認したところ、デートサイトを介して出会ったとみられる女性が他にも2人おり、同じような被害に遭っていたことが分かった。警察は、同意なき性行為、脅迫などの疑いでAを逮捕した。Aは「3人の女性は、私が女性であることを知っていた」と容疑を否認しているそうだ。
5月25日に開かれた裁判では、女性3人に対する性的暴行、脅迫などの罪でAの有罪が確定。最終的な量刑は7月27日に言い渡される予定だという。
このニュースが世界に広がると、ネット上では「交際相手が同性だったら、それはちょっと無理」「どうせバレること、最初から話しておくべき」「確かに、偽ペニスで性行為は、同意していないから性的暴行になる」「交際していたら女性だと気付きそうなものだが」「愛があれば性別なんて関係ないと思っているのはAだけ。現実は甘くない」といった声が上がった。
交際するような深い関係になる相手には、性別など重要なものは、事前に伝えた方がよさそうだ。のちのトラブルを防ぐためにも、自分の身を守るためにも必要なことかもしれない。
記事内の引用について
Transgender male who was born female and 'had sex with three women using specially-made prosthetic penis in the dark after meeting them on Plenty of Fish' is convicted of assault(Daily Mail)より
https://www.dailymail.co.uk/news/article-10854229/Transgender-male-born-female-sex-three-women-using-prosthetic-penis-dark.html
Tarjit Singh: Transgender man who tricked women into sexual relationships with fake penis is convicted(news sky.com)より
https://news.sky.com/story/tarjit-singh-transgender-man-who-tricked-women-into-sexual-relationships-with-fake-penis-is-convicted-12621386