イギリス・クリーブランドで、33歳の男が元恋人の女性を31回、ナイフでメッタ刺しにするも女性は一命を取り留めたと海外ニュースサイト『Teesside Live』と『Mirror』などが5月12日までに報じた。
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報道によると2019年10月13日、男は突然、元恋人の女性の家を訪れた。男と女性は結婚していなかったが、2人の間には7歳の息子がおり、息子は女性と暮らしていた。交際期間は不明だが、2人の関係は2016年に終わっていた。
男は女性の家に入るなり、女性の家のバスルームに行った。男はバスルームにあったゴミ箱の中からコンドームを包装していたプラスチックの包みを発見。男は嫉妬し激怒したそうだ。
男はナイフを手に取り女性に向かい、女性の体を約2分間で31回刺したそうだ。ナイフは男が持っていたのか、女性の家にあったものなのかは不明である。
女性が攻撃を受けている間、息子は女性の目の前におり、刺される瞬間の全てを目撃した。女性は何とか攻撃から逃れて息子と共にトイレに逃げ込み、鍵をかけた。女性はトイレから緊急番号に電話し、現場にすぐに救急隊員が駆け付けた。女性は病院に運ばれ手当てを受け、幸いにも命に別状はなかった。しかしながら肺を含めた全身に刺し傷があったそうだ。手首にはナイフが貫通した痕もあった。その後、男は逮捕された。
男は殺人未遂で起訴され2021年12月に有罪が確定し、2022年5月の裁判で24年の刑務所行きが言い渡された。裁判で、男は自身がしたことが自己防衛であると言い続け、「女性がナイフを持って自分(男)を攻撃してきた」「女性の傷は、自分(男)が女性の手からナイフを取り上げようとしたときにできたものだ」と主張した。
しかし裁判官は女性が大けがをしたにもかかわらず、男は親指に軽い傷をつくったのみだったとして、男の主張を退けた。
なお、裁判では女性は「息子はドアベルが鳴るたびに今でもおびえ、電話が鳴るたびに不安になっている。夜は私が隣にいない限り一人で寝ることはできない」と息子の現状について話した。
このニュースが世界に広がると、ネット上では「たった2分間で31回も刺す行為が異常」「女性が無事だったことにびっくり。本当に良かった」「そんなに刺された後に何とか緊急番号に電話した女性はすごい」「息子のショックを思うとつらい」といった声が挙がっていた。
男がした行為は最低だが、女性が一命を取り留め、再び息子と暮らせていることが唯一の救いといえる。
記事内の引用について
「LIVE: 24 years behind bars for violent ex who stabbed mum 31 times in two minutes」(Teesside Live)より
https://www.gazettelive.co.uk/news/teesside-news/live-man-sentenced-attempted-murder-23935741
「Man who stabbed ex 31 times in front of son before she ESCAPED is jailed for 24 years」(Mirror)より
https://www.mirror.co.uk/news/uk-news/man-who-stabbed-ex-31-26949993