クタクタになっている上谷の目の前に現れたキッドは「今日、私ね、七度目の挑戦で、よーやくアーティストのベルトが取れたのー!ハイスピード挑戦の八回に続く数かー。でもさ、白いベルトはそんなに回数重ねる気、一切ないんだよねー。というより、オマエのフェニックスの餌になるつもりなんてな、さらさらねーんだよ!あっはっはっはっは。はははは。白いベルト、三度目の挑戦でこの黒虎がフェニックス、食ってやるよ!」とあくまでも上から目線の挑戦表明をしたのだ。
これを受けた上谷は「欲の塊のようなスターライト・キッドちゃん、来ると思ってたよー!まあね、この白いベルトは見ての通り、価値ってものがね、どんどん上に行ってるの。高いところから、眺めてるんで、せいぜい追いついてきな」と言い返して見せた。この六度も防衛して来たという自負が上谷にもある。
バックステージでキッドは「今日七度目の挑戦でようやくこのアーティストのベルトを取れたSLK。アーティスト、ゴッデスと来たら、次は5★STAR GP…が始まる前に白いベルトいただいちゃおうかなって思ってさ。全力のベルト?私、STARSの時からずっと、ずっとずっとずっと全力、全力、全力でやって来たよ!それでも全然ベルトには届かなかった。全力だけがすべてじゃねえんだよ。上谷、お前には5★STAR、シンデレラとやられてる借りがあるんだよ。私の勢い、このままこのベルトを守りながら、シングルのベルトも…いただきます」と勢いのまま白いベルトも獲る考えだ。
上谷は「全力と魂、全力でねじ伏せてみせたから、まだまだこのベルト、防衛していくから。そしてスターライト・キッドちゃん。欲のかたまりの黒虎。白いベルトに対する熱い思いっていうのは耳にしてたから、必ずくると思ってた。でも、この白いベルトの価値っていうのはどんどん高くなってるし、今の私にかなうものはないんじゃない?とってもとっても楽しみにしてるよ」と警戒心を抱きつつ、防衛に向けてかなり自信があるのは間違いない。
スターダムでは、現在予定されているビッグマッチのいずれかで、両者による白いベルト戦を実現させる意向だ。
(どら増田)