問題となっているのは、ウクライナ外務省が25日に投稿したツイート。ツイートにはヴァレリー・ザルジニ軍最高司令官の名前で「このような困難な時期に支援と揺るぎない支援をしてくれたパートナーに心から感謝しています」と英語で記されていたほか、「私たちの友情は私たちの勝利です」と綴られていた。
また、投稿には支援国と思われる国名が次々表示される映像も投稿されていたが、その中には日本の国名は記されておらず。ツイートには日本人ユーザーを中心に、「寂しいです」「がっかりさせないで」「とてもショックを受けました」といった訴えが寄せられている。
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この投稿について、自民党の佐藤正久外交部会長は26日にツイッターで「ウクライナ外務省の感謝ビデオに、支援国の中に日本国無し。これはダメだ」と言及。「現地の日本大使館を通じてウクライナ外務省に申し入れ中」と明かした。
一方、在日ウクライナ人としてSNSやメディアで発信を続けているナザレンコ・アンドリー氏はツイッターで「これは!ウクライナ軍最高司令官!による、ウクライナを(武器提供等の)!軍事支援!した国のメッセージですから。だから軍服」と説明。
さらに、「ロシアと衝突になるかもしれないのに軍事支援に踏み切った国々に特別なお礼をいうことと、他のサポートに感謝しないこととは全く別です」と綴っていたものの、その後、ツイートを削除している。
昭和天皇の写真をヒトラーらと並べて映した動画の騒動も記憶に新しいこともあり、ネット上では多数の困惑が寄せられている。一方、ネットからは「感謝がほしくてやってるわけじゃない」「支援したいから支援してる」「善意に見返りは求めない方がいい」といった意見も集まっていた。
記事内の引用について
ウクライナ外務省公式ツイッターより
佐藤正久公式ツイッターより https://twitter.com/SatoMasahisa
ナザレンコ・アンドリー公式ツイッターより https://twitter.com/nippon_ukuraina