宮嶋氏はイラクやコソボなど数々の戦場を取材してきた。今回も約1か月前にウクライナに入り、取材を続けている。
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宮嶋氏は滞在しているホテルには内務省のメディアセンターがあり、「お湯は出る、電気は時々停電するがある、wi-fiも繋がる。4月1日からは酒が解禁になった」と現状を説明。MCの辛坊治郎氏から「キーウの中、自体は市民生活が保たれている?」と問われると、宮嶋氏は「中心部は全く問題ありません。3月31日からめっきり銃声と爆発音が減りまして。空襲警報は2回くらいしか鳴ってませんね」と現状を明かした。一部報道では、ロシア軍が首都キーウ周辺から撤退していると伝えられているが、宮嶋氏の証言はこの動きを裏付けるものとなる可能性もありそうだ。
さらに、辛坊氏から「ロシア軍はキーウ侵攻は諦めた?」と問われると、宮嶋氏は「実質無理だと判断したんだと思います」とコメント。「キーウ市内だけで200万人残っていると言われているので。あとは武器がふんだんにある。一家に一丁(銃が)ある。そういう状況を踏まえて、首都に戦車を送り込むというのは、ほぼ不可能だと判断したので戦略を変えたのでは」と背景を推察。また、ウクライナ市民の声として、「みんな勝つつもりですよ。絶対渡さないと。誰に聞いても勝つつもりですね。負けるとは思っていない。だからここに残っている」と現地の声も紹介していた。
このほか、宮嶋氏はキーウの北にある都市、イルピンを取材時に「カメラが見つかると罵声を浴びる。綺麗な英語で罵倒された」経験も明かし、西側の英語圏の国から義勇兵か何かが現地に入っているのではないかとも話していた。
これには、ネット上で「やっぱ不肖宮嶋さんの取材は非常に良いね。その辺の特派員と違って自分の言葉で語ってくれるから生々しくかつ分かりやすい」「『みんな勝つつもりですよ』という言葉がずしんと響いたな」といった声が聞かれた。