この日取り上げられたのは、ウクライナ東部マリウポリの市民が、ロシアに強制連行されたというニュース。彼らはロシア南部タガンログに連行され、室内競技場のようなホールに全員押し込められているという。
>>橋下徹氏「プーチンの判断が間違ってるからとは思いません」発言で疑問の声 「完全に擁護」の指摘も<<
ここでロシア政治が専門の国際政治学者・中村逸郎氏が「シベリアに強制移住させられて、そこで働かされるということも、これまでの歴史から考えられます」と言及。さらに、「ウクライナの人たちの中には、1万キロ離れたサハリンにまで送られたという情報も入ってきている」と強制労働まで強いられている可能性を指摘。
これについて、橋下氏は「強制連行は言語道断です」と告げつつ、中村氏に対して「中村さん、注意しないといけないのは、『サハリンに送られている、シベリア抑留されて強制労働させられている』というのは、ウクライナの発表によるんです」とウクライナ側が言っているだけと反論。
続けて、「これはロシアのプロパガンダじゃない」と前置きしつつ、「今、ロシアに一番厳しい姿勢を取っている日本の産経新聞がオンラインで取材をしたところ、ウクライナの東部地域に住んでいる人は、その親戚の人の家に送られている市民もいる」と産経新聞の取材を論拠に、単にロシアの親戚の家にかくまわれているだけと語ったのだ。
そして最後に、「ロシアに避難ができて命が守られるのであれば、僕はそれは重要な選択肢だと思うんです」「本当にロシア内で避難ができるのであれば、ウクライナ政府は市民にきっちり説明すべきだと思います」と求めていた。
これに対して、ネットでは「無理やり連行した人に、そんな配慮あるわけない」「プロパガンダにしか思えない」「そんな無責任なことよく言えるな」「拉致ってる奴全面的に信じろとかスゲー」といった疑問が。
橋下氏は27日にも自身のTwitterで、産経新聞の記事を貼り付けた上で、「この男性は、連行後退避所経由でロシア内の親戚の家で生活している」と述べ、反発を招いていたが、今回同じような論述をしたことに「Twitterで論破されてたやつ言っちゃうのか」と要らぬツッコミも起きていた。
記事内の引用について
橋下徹氏のツイッターより https://twitter.com/hashimoto_lo