自民党の元衆議院議員の金子恵美氏は「実は、労働政策を自民党の議員の中でもライフワークでやっている人もいるんですけど、そういう人がよく『せっかく問題意識は同じものを持っているのに、選挙になるとあっち(野党)にいっちゃうんだよな』とぼやいていたんですよ。やっぱり野党の方に応援に付くので」と裏事情を明かした。
>>金子恵美氏、岸田内閣が高支持率を保つ背景を明かす「ブレーンが世の中の動きに感度が高い」<<
今回の動きに関しては「政策を実現していくのは与党じゃなきゃできないんだという現実路線を取り出したんじゃないかなと私は思いますね」と話した。お笑いタレントの内山信二も「与党も野党ももっと何か話し合うべきだと思うので、会合とかもどんどん参加したらいい」とコメントし、与野党の壁は不要なのではと話していた。
さらに金子氏は、昨年の衆院選で愛知県のトヨタ労組が独自候補を立てずに、自民党との対立姿勢を示さなかったことは「すごい大きな動き」とし、その頃から「自民党と労組の距離は近づいていた」と背景を分析した。続けて、「反自民政権をたてたいと思って、労組の方々が反自民候補を応援していていたのに、なかなか政権交代ができていないという現実がある。そうなると、まずは自民党と繋がって、非正規の問題とか労働政策をちゃんとやってもらうという風に流れを変えてきたというのが自然な流れかと思いますけどね」とも語っていた。
これには、ネット上で「野党がしっかりしていないのが全ての原因な気がする」「結局与党でしょって事か」「金子さんの話わかりやすい。こういう人が政治家戻ればいいのに」といった声が聞かれた。