第11話は、新たに連続殺人事件が発生し、青砥成昭(筒井道隆)に指名された風呂光聖子(伊藤沙莉)は捜査本部へ応援に向かうことに。羽喰玄斗を連想させる殺害方法だが、備前島操警部(船越英一郎)は羽喰の犯行ではないと指摘。部下の猫田十朱(松本若菜)も羽喰の事件とは様相が違うと賛同。会話を聞いていた風呂光は猫田とバディを組むよう備前島に指示され――というストーリーが描かれた。
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※以下、ネタバレあり。
第11話では、風呂光のスタンドプレーがたびたび物議を醸すことに。犬堂我路(永山瑛太)から違法カジノのタレコミを受ける場面があったが、なぜか風呂光は猫田にも備前島にも報告せず、一人で違法カジノへ。結果、内偵を進めていた四係に迷惑を掛けてしまうことに。
こってり絞られ、猫田にも「自分の手に負えないことがあったら人に助けてもらえばいいんだよ」とアドバイスをもらった風呂光。しかしその後、ターゲットは名前に「十」が入っていたことが判明したことをきっかけに、犯人が猫田が会いに行こうとしていた辻浩増(北村匠海)だと気づき、慌てて後を追いかけるという展開がクライマックスで描かれた。
「しかし、あれほど怒られたのにも関わらず、風呂光はなぜか辻が犯人だということを備前島には告げず。結局、追いかけた先で猫田が刺されているのを見て、辻を制止するでもなく、木の陰で『どうしよう……どうしたら……』と怯え、ようやく備前島に連絡する始末でした。これにネットからは『意味不明すぎる』『ポンコツすぎてどうかしてる』『なんで1人で来たの…?』『呆れしかない』『もはや刑事と名乗る勿れ』といったツッコミが殺到する事態になっています」(ドラマライター)
そもそも、原作では連続殺人の舞台は横浜。風呂光が応援に行くという設定もないという。
「本作の原作改変部分は、ほぼ風呂光に集中。他のキャラの行動を風呂光に置き換えまくり、さまざまな場所に登場させているため、キャラクターのぶれっぷりが異様とも言える状態に。これまでは整(菅田将暉)に片思いしているヒロイン状態でしたが、今回はもはや主人公レベル。また、これまで“刑事とは何たるか”を学んでいるかと思いきや、あり得ないミスを何度も繰り返すことも多々あり、ネットからは『風呂光キャラ崩壊してるわ』『このドラマは風呂光をどうしたいの?』『成長させたいのかドジっ子のままにしたいのか分からん』という声も集まっています」(同)
本作の猛烈な伊藤推しにより、風呂光のキャラは完全に崩壊してしまったようだ。