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『ミステリと言う勿れ』ラストの展開に「台無し」批判相次ぐ 名シーン後の“蛇足”に視聴者から怒り

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伊藤沙莉

 月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)の第10話が14日に放送され、平均視聴率が12.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが各社で報じられている。第9話の11.6%からは0.4ポイントのアップとなった。

 第10話は、久能整(菅田将暉)とライカ(門脇麦)は元日午前3時に約束をし、お互い初めての初詣に出かける。おみくじを引き、屋台のたこ焼きを頬張って楽しむ整とライカ。そんな二人を風呂光聖子(伊藤沙莉)と池本優人(尾上松也)が見かけ――というストーリーが描かれた。

 ​>>『ミステリと言う勿れ』、伊藤沙莉の片思い展開に「怖い女」「いらない下り」疑問の声<<​​​

※以下、ネタバレあり。

 第10話では、ライカが「妹」と話していた千夜子が実は解離性同一性障害で、ライカはその人格の一人だということが判明。千夜子の精神状態が快方に向かっていることを知ったライカは、千夜子の幸せのために消える決意をし、元旦のお出かけを最後に整に別れを告げるという展開となった。

 その後、春になり、千夜子が退院することを知った風呂光は整にそれを伝え、整はすっかりライカがいなくなった千夜子をこっそりお見送り。思い出の桜の前で感傷に浸っていたが、そこに現れたのが風呂光だった。

 「ライカが消えた寂しさでじっと桜を眺めていた整に、風呂光は『さみしくないですか?』と直球で質問。さらに『私が友だちになってあげます!』となぜか上から目線で提案し、自分で自分の発言に焦りながら『一人の友だちとして、刑事としてではなく、一人の友だちとして久能さんと接したいっていいますか……』とあたふた説明していました。しかし、この風呂光の言動が視聴者の癇に触れてしまったようです」(ドラマライター)

 ネットからは風呂光に対し、「余韻台無し」「せっかくしんみりしていたのに」「寂しい心の隙間をすかさず埋めに来てる感じがして情緒ない」「風呂光いらない!」「一人で桜見てるだけでよかったのに」という批判の声が殺到。炎上している。

 「その直前、ライカとの別れはあまりにも切ないものでした。ライカが整と出会い、『このままだと 消えたくない。ずっと ここにいたい。そう思ってしまう』と感じていたことが明かされたり、整の傷を見たライカが『整君の痛みも代わってあげられたらよかったな』というセリフがあったりなど涙必至。視聴者もその感傷に浸っていた中で、風呂光の『友だちになってあげます!』はあまりにも場違いで、総スカンを食らってしまったようです」(同)

 ライカ演じた門脇はその演技力で大きく評価された一方、風呂光に集まっていたのはほぼブーイングとなってしまっていた。

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