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『となりのチカラ』、一件落着も「乱暴すぎ」「逮捕案件では?」疑問の声 管理人の行動と解決法が物議

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清水尋也

 木曜ドラマ『となりのチカラ』(テレビ朝日系)の第5話が3日に放送され、平均視聴率が8.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが各社で報じられている。第4話の8.9%からは0.7ポイントのダウンとなり、自己最低視聴率を記録した。

 第5話は、中越チカラ(松本潤)に、管理人の星譲(浅野和之)が衝撃的な事実を告げる。それはチカラたちが住むマンションの写真とともに上げられた「連続幼児殺人事件の容疑者・少年Aを発見」というSNSの情報。星は「やはり601号室の上条(清水尋也)さんが少年Aだったんですよ」と言い――というストーリーが描かれた。

 ​>>『となりのチカラ』のおせっかいに「薄いドラマ」「軽く見すぎ」と批判 毒親問題あっさり解決で物議<<​​​

※以下、ネタバレあり。

 第5話では、星や道尾頼子(松嶋菜々子)の口から、上条知樹=元少年A説が住人の間で拡散されてしまう事態に。上条が積極的に否定しなかったため噂は広まり、星はゴミ袋を漁ったり盗撮をしてまで上条の正体を突き止めようとする始末。この展開に視聴者からはドン引きの声が集まっている。

 「実は、星は事件で子どもを殺された被害者遺族。上条を元少年Aだと決めつけ、職場に電話して噂を流してクビにさせたり、直接殴りかかる場面もありましたが、結局、上条は犯人ではないことが判明するという展開となっていました。その後、無関係の住人を殴ったとして星は辞職を決意。一方、住人の間では星が住人をよく見守ってくれている管理人だとして、辞職の撤回を求める署名運動が起こり、最終的に辞職は回避。上条もそのままマンションに住み続けるという、一件落着の結末になっていました」(ドラマライター)

 これにネットからは「なんだそれ」「署名で仕事復帰とか意味不明」「展開乱暴すぎだろ」「傷害と名誉毀損で管理人逮捕案件では?」「無理ある」「いろいろひどすぎる」といった困惑の声が集まっている。

 「作中では殴られた後、上条は入院。単なる辞職どころか、通常は傷害事件と扱われるべき事案となっていました。さらに虚偽の情報を職場に告げたり、SNSに上条が元少年Aだと書き込んだのも星。にも関わらず、住民の一方的な『星は実はいい人』という印象だけで全てが解決してしまった今回の回は、さすがに無理があると感じた視聴者が多かった様子。ネットから『ついていけない』という訴えも聞かれました」(同)

 作品にとって都合のいい展開が多すぎる本作。リアリティのなさに困惑の声ばかりが集まることになってしまった。

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