女性側からすると、高いものをねだるという行為は「厚かましいと思われるかも」「お金のかかる女と敬遠されるのでは」と躊躇してしまうかもしれない。確かに、一般的にお返しというのは、もらったものと同額か、少し高めくらいの金額設定にすることが多いだろう。しかし、そこで敢えて、あげたものよりかなり高額なものを男性におねだりしてみてほしい。
>>振られてもいいやと思っている男性の方が振られない理由<<
元来、男性は女性のおねだりにめっぽう弱い。単純に、上目遣いでちょっと申し訳なさそうにおねだりする姿が可愛いから、という理由もある。一方で、男性のプライド的に、女性の欲しがるものを買ってあげる経済力がないと思われるのが嫌、という気持ちも大きいのだ。
そういった理由から、男性は少し無理をして女性の望みを叶えてあげることになる。すると、不思議なことに、その女性に対して執着し始めるのだ。なぜなら、お金をかけたのだから自分のものにしないともったいない、という心情になるからだ。
これはキャバクラなどの仕組みと似ている。お金をかければかけるほど、どんどんハマっていく。喜んでもらえたら、さらに通う頻度が高くなったり、高いものをプレゼントしたりするようになるだろう。
このように、男性はモノや人に限らず、時間やお金をかけた分だけ、それを手に入れたい!自分のものにしたい!という「独占欲」が湧いてくるものだ。だから女性は、自分がバレンタインデーにあげたものよりずっと高く、かつ、彼の財布が空っぽにはならないような、際どいところを狙っておねだりしてみよう。
そうすれば、自分が好きなモノを手に入れられるだけでなく、気になる男性の心も鷲掴みにできるだろう。
文/恋愛ライター・小島康明
写真/Takashi Hososhima