フリーではショートプログラム3位の坂本花織が、日本女子としては2010年バンクーバー大会銀メダルの浅田真央以来となる表彰台に立った。
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そして、注目されたのはドーピング違反があったものの、出場が認められたショートプログラム(SP)1位のカミラ・ワリエワ(ROC)。15歳ながらすでに女王として君臨し、金メダルの最有力候補だったが、精神的な動揺を隠せず、フリーで転倒しまさかの4位に終わったが、ワリエワが競技を終え、得点と順位が放送された時間帯がトップの視聴率を記録したのだ。
「女子のフィギュアはROC勢が表彰台を独占すると思われ、そこまで視聴率が期待されていなかった。ところが、大会期間中にワリエワのドーピング問題が発覚。おかげで、それまで北京五輪に関心がなかった人々もワリエワに興味を持つようになった結果、驚くべき高視聴率を獲得することができた」(テレ朝関係者)
ワリエワのドーピング問題が発覚して以降、朝・昼の各局の情報番組や夜のニュースでは大々的にワリエワのニュースを扱うことになり、ライバル局であるはずのテレ朝の中継に向けて番宣をしてしまっているような状況になってしまったのだ。
「結果的にそうなってしまったが、それほど盛り上がらないと思っていた北京五輪の後半戦でまさかのビッグニュース。まだワリエワに対する正式な処分が下されるまではニュースとしての価値は高い。結果的に、ワリエワが日本のテレビ各局にとっての〝救世主〟のような存在になってしまった」(スポーツ紙記者)
出場を果たしたものの、正式にどのような処分を下されるかが非常に注目される。