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高畑充希「今は燃え尽き症候群です」初フォトエッセイ出版、悪戦苦闘の制作過程明かす

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高畑充希

 女優の高畑充希が11日、東京・渋谷PARCO MUSEUM TOKYOで初フォトエッセイ集『穴があったら入ります』(PARCO出版)発売記念イベントを開催した。

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 高畑は同所で今月28日まで展覧会「Mitsuki Takahata Exhibition『穴があったので、入りました』」を開催する。同展示ではフォトエッセイの未公開カットや初公開映像なども公開される。

 高畑は初のフォトエッセイについて、「初めてちゃんと文章を書きました。拙い文章を人に読んでもらうのは恥ずかしいです」と恐縮気味にコメント。「2年弱前にこのお話をもらってどうしようって」と当初はエッセイの仕事を受けるか悩んだと言うが、「その時は『書けないでしょ』って思っていたけど、タイミング的にお家時間になった時期でもあったし、やったことのない事に挑戦してみようって」と依頼を受けたという。

 制作過程についても、「めちゃくちゃ大変でした。軽い話を書くだけでこんなに大変なのかって。特に書くまでが時間がかかりました。わたしはずぼらな人間なので、(書くのは)明日にしようって、何かと理由をつけて後回しにしてしまって。怠けたい心との戦いでした」と悪戦苦闘しながらの作業であったとのこと。

 自粛中の本著の執筆で、「自分はこんな人だ、こんなこと考えていたんだって。自分のことに詳しくなれた気もします」と自分への気づきがあったとも言い、「自分のダサいな、可愛くないなというところをいっぱい見つけて恥ずかしかったです」と感想を述べる。

 高畑は「この本作ろうとなってから完成するまですごい長い時間でした。その間、いろんな人に手を貸してもらいました。飽きっぽいので続けるのも大変。でもこの本に関しては完成させないといけないってコツコツ頑張りました」と言い、「なかなか文章は上手くならないって思ったし、文章を書く人を改めて尊敬しました。今後執筆に力を入れたい気持ちとかはないです。こういう(自粛期間の)機会があったから書けたと思うし、今は一旦燃え尽き症候群です」とコメント。完成した本著について、「友達には(恥ずかしいから)渡したくない。読みたいと言われたら嬉しいけど」と話していた。

(取材・文:名鹿祥史)

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