>>元横綱・白鵬に舞の海氏が「残念ながら汚点」 TV中継中の辛らつ発言が物議、今後の“共演”は絶望的に?<<
今回の動画で貴闘力氏は今年7月場所中に大麻使用が発覚し協会から解雇処分を受けた貴源治(元幕内)をゲストに迎え、取組前に行われる“仕切り”をテーマにトーク。貴闘力氏は現役時代に対戦力士によって仕切りの間合いを変えていたこと、貴源治は現役最後の場所となった7月場所で「負けてもいいや!」と思えるほど仕切りの呼吸がぴったり合った力士がいたことについてそれぞれ語った。
問題となっているのは、貴闘力氏が仕切りの間合いを変えていた対戦力士の1人として舞の海氏を挙げた際の発言。貴闘力氏は「(舞の海氏は)最後までずっと下向いてて、(制限時間になったら)自分の立ち合いで立ってくる。(それまでは相手の)目を見ないから合わせるのに苦労する」と、仕切りで呼吸を合わせようとしない面があったためやりにくさを感じていたと告白。
一方、「(お互いに)目と目が合って、『行くぞ!』って(立ち合い)ガンと当たっていったら気持ちいい。負けても気持ちいい」と、仕切りで呼吸が合う力士には勝敗関係なくやりやすさを感じていたことも明かした。
すると、ここまで話を聞いていた撮影スタッフが「舞の海さん(との対戦)は気持ち良くないってことですか?」と貴闘力氏に質問。これを受けた貴闘力氏は苦笑い交じりに「ずっと下向いてんだもん! 気迫がない」と、当時は不満を募らせていた旨を口にした。
貴闘力氏の発言を受け、ネット上には「目を合わす合わせないは個人差あるけど、舞の海レベルに頑なに合わせないのは珍しいな」、「貴闘力は気合十分でぶつかりたい、舞の海はその気を逸らしたいって駆け引きがあったんだな」と驚く声が出た。一方「散々カモにしてるのにやりにくいって言い分は不思議だな」、「対戦成績だけじゃ測れない、当事者にしか分からない部分があるってことか」と相性を絡めたコメントも多数挙がった。
貴闘力氏は現役時代に舞の海氏と幕内で通算14回対戦した経験があるが、対戦成績は「12勝2敗」と大幅に勝ち越し。現役当時の両者は貴闘力氏が身長180センチ、体重145.5キロ、舞の海氏が身長171センチ、体重96.5キロだったこともあってか、12勝のうち押し出しが7勝と体格差を生かして攻め切る相撲内容がほとんどだった。このように対戦成績では圧倒しているだけに、舞の海氏はやりにくい相手だったという貴闘力氏の言い分に驚いたファンも少なからずいたようだ。
なお、両名には1994年9月場所2日目の対戦で新三役だった舞の海氏が左腕の腱を切り、「2勝13敗」と大敗した同場所以降、再び三役には戻れなかったという“因縁”もある。このこともあり、一部からは「文句言いたいのは舞の海の方だろ」という声も挙がっている。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
貴闘力氏の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCNxyWUfEIBTV4I1C9E4OyCg