「ああ、もう夢が広がるばかりのメンバーで鼻息が荒くなってしまいます」　ターコイズステークス　藤川京子の今日この頃

藤川京子

　中山なら、2走前の京成杯AHで勝ったカテドラルと0.1秒差で3着のグレナディアガーズと同タイムだった、スマートリアンが良さげに見えます。斤量は53kgで少し有利でしたけれど、牡馬相手に良い勝負でした。今回は54kgですが、同じ走りができればと期待しています。しかし、前走の左回り府中牝馬Sでは、アンドラステ、マルターズディオサ、ドナアトラエンテに先着を許してしまったので、そう簡単には勝てそうもありません。それでもこの3頭は斤量が増えてしまうので、前走と同じ54kgで出走できるのは有利と言えます。

　この4頭で決まりと言いたいところですが、ドナウデルタが調子を上げて来ています。昨年のこのレースはダメでしたが、2走前の阪神牝馬Sでは前々での競馬で3着に残り、前走は勝っています。牝馬は一度ダメになると立て直しに苦労すると聞きますが、またやる気になっているのだとしたら、走る気持ちが続くようです。そのやる気ですが、レッドフラヴィアも気分屋のようで大負けしては勝ってみたりと安定しませんが、馬券に絡んだ5回のレースでは4回も勝っていますので、今回もやる気が出たら一発あるかもしれません。

　その一発の話をすると、ギルデッドミラーが昨年のNHKマイルCで3着の実績があります。ここ3戦は元気がありませんがオルフェーヴル産駒ですから、それはもう気分次第だとしたら、オルフェーヴルが有馬記念を2回も勝っていますから、同じ産駒のアンドラステとクリノプレミアムに期待できる部分があると思います。

　ところが、実績を考慮すればスマイルカナも気になります。ここ4戦は全くダメですが、昨年はこのレースで勝っていますし、まさかの大穴が頭を過ってしまうのは私だけででしょうか。もし、この馬が馬券に絡んだらとか、オルフェーヴル産駒の3頭で決まっちゃったりしてとか、夢が広がるばかりのメンバーで、あれこれと買いたくなってしまうのでここは逆に我慢して勝負です。

　複勝　7スマートリアン