>>打ち切り対象だった? 長寿番組が軒並み終了していく中、『アッコにおまかせ』が生き延びているワケ<<
しかし、近年では和田の独断と偏見による意見が物議を呼び起こすことも少なくない。今年はどんな発言が取り沙汰されただろうか。
2月には、新型コロナウイルスの流行を受けて、文化祭や修学旅行などの行事がコロナで全て中止となったと嘆く高校生のネット投稿が紹介され、和田が甲子園の中止などを踏まえ、「みんな一緒というのを忘れないで」と呼びかけた。しかし、「高校生の1年はかけがえのないもの」といった批判を集めてしまった。それでも、和田の年長者としての「あえて」の物言いでもあっただろう。
4月には、まん延防止等重点措置により、路上飲みをする若者が増えた動きに対し、「若者よ、こんなことじゃダメだよ。あなたたちは日本を背負って立つんだから」とコメント。こちらも「簡単に説教しないで」といった声が聞かれたが、上記の高校生へのメッセージと同様のものだろう。
6月には、うつを告白した女子テニスの大坂なおみ選手に対し、「うつを患っていたなら先に言うべき」「順番が違う」とコメントした。これには、ネット上で当事者から「そもそも言い出せないのがうつ」といった反論が聞かれた。それでも、和田も歌手、芸能人としての立場から、大坂へ「愛のある苦言」を示したと見えなくもない。
7月には、過労で入院が伝えられる東京都の小池百合子知事に対して、「過労にしては、病名とかなかったんですね」とサラリと言ってのけた。これには「病名がなければ休んじゃいけないのか」といった批判が殺到してしまった。こちらも、明確な理由がなければ、まず仕事を休めない厳しい立場に置かれた芸能人ゆえの発言だと言えるだろう。
和田の発言は良くも悪くもベテラン芸能人の立場からの意見のため、時として世間とのズレが生じてしまうのかもしれない。