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『サンデーモーニング』遂に降板の張本勲氏、炎上はいつ始まったのか

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張本勲氏

 2021年末を以って『サンデーモーニング』(TBS系)の「週刊御意見番」のレギュラーコメンテーターを降板した張本勲氏。炎上が相次いだ同氏だが、いざ「見られない」となると、惜しむ声が上がった。一体、どのような経緯で降板となったのか、振り返ってみたい。

 ​>>ダルビッシュ、『サンモニ』張本氏の後任に立候補「『喝』の素振りしておきます!」 過去には痛烈批判も、SNS投稿に驚きの声<<​​​

 元日本ハムファイターズ監督の大沢啓二氏がメインで始まった「週刊御意見番」コーナー。張本氏は長年TBSの専属野球解説者であることや、パリーグでプレーした先輩後輩でもあり、出演するようになる。スポーツに対し、2人が「喝」と「あっぱれ」を送る様子が人気となった。

 大沢氏が2010年に亡くなると、張本氏とプロ野球やスポーツ関係者が1人週替りゲストとして出演する現行のスタイルになる。その歯に衣着せぬ発言が人気になると、発言はどんどん過激化。メジャーリーグへの敵意や新しい練習スタイルへに対する否定的な発言が目立ち、メディアはもちろん、現役選手やOBからも批判が出るようになった。

 それでも高い注目度を誇っていた張本氏の発言だが、度重なる炎上を繰り返し、2020年頃から「喝」の回数が激減。「喝」が一度も入らない日も多くなり、「醍醐味が薄れた」という指摘も出始める。また、関口宏が張本氏に「また電話が来る」などと皮肉をいうシーンや、「あっぱれ」を求めて「けしかけないでください」と張本氏が注意することもあり、不協和音を指摘する声も出た。

 そして2021年夏、東京オリンピック女子ボクシングフェザー級で金メダル獲得した入江聖奈選手に対し、番組内で「女性でも殴り合いが好きな人がいるんだね」「嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合って」と発言。入江選手を称賛するいわば「枕詞」だったが、この発言が独り歩きし、様々なメディアで張本氏は批判を受けるようになる。

 批判の波は大きく、これまではどのような炎上にも謝罪することはなかった張本氏だが、番組内で「言い方を間違えた」と謝罪する。それでも批判の声は止まず、その後はすっかり「毒気」は消え、狐につままれたような状態で、当たり障りのない発言が目立つようになる。そして、全国で行われる野球教室に参加した際には必ず「バーチャル出演」をしていたが、それを取りやめ、計2回番組を休んだ。

 そして11月28日、張本氏は「シニア生活をゆっくり送りたい」とレギュラー降板を申し出る。その顔は実に晴れ晴れとしており、肩の荷を下ろしたようにも見えた。

 「張本氏は以前『サンデーモーニング』内で、“下の娘が親不孝で”と発言したことがあり、娘さんが2人いるものと見られています。張本さんはメンタルが強く、自身への批判も受け流し、番組に出続けることにプライドを持っていましたが、度重なる批判に、娘さんたちが心配し、ストップを掛けたものと見られます。また、張本氏の発言が炎上した際、TBSや関口宏も張本氏を守ろうとせず、直接謝罪をさせた。張本氏にしてみれば、番組を盛り上げるためにあえて過激なことを言ってきた側面もあったでしょうから、対応にも失望したのではないでしょうか。いずれにしても高齢ですし、引き際を模索していたのでしょうね」(芸能ライター)

 今後は不定期出演となる張本氏。日曜の朝に「喝」「あっぱれ」がなくなってしまうのは寂しいが、肩の荷を下ろし、ゆっくりとシニア生活を送ってほしいものである。

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