☆ジュエルシティー
2021年12月11日(土)阪神第7Rダート1400m戦に出走予定のジュエルシティー。馬名の由来は「宝石の都市、リゾート地ラホーヤのニックネーム。母名より連想」。牝、黒鹿毛、2019年4月15日生。栗東・松永昌博厩舎。父エピファネイア、母エアラホーヤ、母父ボストンハーバー。生産は新ひだか町・藤原牧場、馬主はヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン。愛馬会法人・ユニオンオーナーズクラブの募集馬で2200万円。半兄には13年神戸新聞杯(GII)や14年新潟大賞典(GIII)、15年鳴尾記念(GIII)、関屋記念(GIII)で2着となり、平地で3勝、障害で1勝を挙げたマジェスティハーツ(父ハーツクライ)や、20年、21年とかきつばた記念(JpnIII)を連覇し、交流重賞を4勝しているラプタス(父ディープブリランテ)がいる。本馬は牝馬ということで兄たちのようなどっしりとしたタイプではなく、牝馬らしい丸みを帯びた馬体をしており、トモには上質で弾力のある筋肉がついている。追い切りでは柔らかみのあるフットワークで非凡なスピードを見せており、軽い走りをするためダートよりも芝向きの印象だが、ダートの今回は能力の高さでこなしてくれるだろう。マイル前後の距離で先行する競馬が合いそうなタイプだ。なお、鞍上には幸英明騎手を予定している。
☆グートアウス
2021年12月11日(土)中山第5R芝1800m戦に出走予定のグートアウス。馬名の由来は「ハンサム、粋(独)」。牡、黒鹿毛、2019年5月6日生。美浦・奥村武厩舎。父キングカメハメハ、母リトルダーリン、母父ディープインパクト。生産は日高町・白井牧場、馬主は金子真人ホールディングス。全兄には芝・ダートで1勝ずつを挙げているフィニステールがいる。本馬は良血馬らしい好馬体の持ち主だが、5月生まれということもあり全体的に幼く、追い切りの動きを見てもまだ動き切れていない印象を受けるが、フットワークが軽くトモがパンとしてくれば更に伸びやかなフットワークになるだろう。兄はダートでも勝利を挙げたが、本馬は断然芝向きの印象を受ける。切れよりも長く良い脚で勝負するタイプで、マイルから2000mあたりの距離で活躍するだろう。なお、鞍上は戸崎圭太騎手を予定している。
※出走予定競走には、馬の体調等により出走しない場合があります。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン~狙ったレースは逃さない!~」も担当している。