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​​『M-1』だけじゃない、賞レース・ネタ番組のMCが今田耕司に集中しているワケ

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今田耕司

 漫才頂上決戦『M-1グランプリ』(ABCテレビ・テレビ朝日系)や、観客の笑い声を最新機器で計測、最も観客を笑わせた芸人が優勝する『笑ラウドネスGP』(ABEMA)などの賞レース、さらには『ザ・ベストワン』(TBS系)、『ドラフトコント2021』(フジテレビ系)といったネタ番組など、漫才やコントを披露する賞レースやネタ番組に、MCとして数多く起用されている今田耕司。

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 過去には『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)、『日10☆演芸パレード』(MBS・TBS系)など、人気ネタ番組も牽引しており、彼の司会に抜群の安定感を感じている人も多いことだろう。

 現在、今田は55歳。芸歴36年のベテランで、若手にとっては遠い存在のはず。特に『M-1』だと、芸歴15年以内の芸人が出場するため、経験が浅く、知名度の低いコンビも多い。それでも、ネタの合間のトークで芸人を生かし、数々の笑いを生み出している。

 「それが顕著となったのは、2019年大会に出場したニューヨーク(嶋佐和也、屋敷裕政)でしょう。点数に不満を持った彼らは審査員の松本人志のコメントに対し、『最悪や!』と嘆きました。ピリついていた大会をバラエティーに昇華させたのは、2人の実力はもちろん、今田のツッコミとリアクションがあってこそ。今田の支えも重要なポイントとなりました」(芸能ライター)

 なぜ今田が、ネタ番組や賞レースの司会を多く任せられているのだろうか。
 「良くも悪くも賞レースやネタ番組の主役は漫才やコントです。ただ、それだけだと視聴者にチャンネルを替えられてしまう場合があります。ネタの合間にあるちょっとしたやりとりで笑いを生み出し、次の出番の芸人まで繋げないといけません。その点で言うと、今田はうってつけ。たとえ初絡みの芸人でも、どうにかして笑いを起こそうとしますし、何より自分でチャンスを作って自分でゴールを決められる経験と実力があります。テレビマンも頼らざるを得ないということなんでしょう」(同上)

 長らくお笑い界に君臨している今田。彼の席は2022年になっても揺らぐことはなさそうだ。

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