事の発端は、10月25日に鳥栖市の小学校に勤務する50代の男性教諭が、以前勤務していた学校の児童の個人情報やテストの記録を入れたUSBメモリを紛失し、行方がわからなくなったこと。
鳥栖市教育委員会は29日にこの事実を公表し、「個人情報をパソコン本体やUSBメモリに保存することを禁止し、学校のサーバーに保存するなどして、再発防止を徹底する」などと発表していた。
>>中学校教諭、テストの点数が入ったUSBメモリを紛失 時代遅れを指摘する声も<<
そして4日になり、教育委員会が「USBメモリが学校内で見つかった」と発表。具体的な場所などは不明だが、一件落着となった。教育委員会によると、流出などの報告はこれまでに入っていないという。
UBSメモリの紛失に関しては10月2日にも、静岡県三島市の中学校に勤務する教諭が、生徒のテストの得点と個人情報が入ったUSBメモリを紛失するという事案が発生。こちらについては、現在もUSBメモリが発見されたというニュースは入っていない。
学校内で発見されたというニュースに、「見つかって何より」「校内で発見されたということは、流出の可能性も低そう」「結局、学校のどこかに置きっぱなしにしていたということかな?」という声が上がる。
一方で、「学校内ってことは、生徒が情報を盗んで放置したことも考えられる」「学校内で見つかったから安全、流出の可能性が低いというのはおかしい」という指摘も。さらに、「USBメモリで情報を持ち帰らなければ仕事が完結しない現状を見直すべき」「USBメモリを使わなくていい仕事環境を構築するべきだ」「USBダメ、でも仕事は早く終わらせろ、では問題解決にはならない」という声も上がっていた。