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中日・立浪新監督、他球団から度々オファーも? 待望の就任、悩みの種は“取捨選択”か

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立浪和義氏

 中日の新監督・立浪和義氏が地元愛知県のTV番組で“モテモテ”だ。ドラゴンズ一筋、スター監督の誕生を地元ファンも歓迎しているのだろう。「妥協しない」「センターラインの強化」「野球の8割はピッチャー」と就任会見でチームビジョンも語ったが、そのキーマンとなる選手は絞り切れていない。

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 立浪竜は良くも悪くも“試行錯誤”の連続となりそうだ。
 「ダヤン・ビシエドとライデル・マルティネスの残留が決定的となりました。4番と守護神の残留は朗報ですが、オフの懸案事項はそれだけではありません」(地元メディア)

 リリーフで活躍した又吉克樹、祖父江大輔、田島慎二の3投手の残留が確定していないのだ。3投手はフリーエージェントの権利を行使するという(11月2日時点)。立浪監督は地元TV局の番組に出演した際、自ら慰留に乗り出すことも伝えていた。しかし、「又吉の説得? フロントに任せた方が良いと思うけど…」と“遠回し”に、他球団流出を示唆する声も聞かれた。

 慰留に失敗したとなれば、新体制に傷をつけることにもなりかねない。
 今季66試合に登板し、1点台の防御率を収めたセットアッパーの喪失は痛い。立浪監督は「競り勝つ野球をめざす」とも語っていたので、救援投手陣が勝敗のカギとなる。

 立浪監督は現役を引退してから12年が経つ。複数のプロ野球解説者が話していたので間違いないと思われるが、他球団からのコーチ入閣の打診を何度も受けていたそうだ。

 「解説者時代の立浪監督は、母校・PL学園出身のプロ野球関係者、現役時代にともに戦った中日OBにも相談していました」(球界関係者)

 「中日の監督になりたい」の気持ちを捨てられず、待ち続けたわけだ。「解説者の期間が長く、でも、人脈は広がったと思います。立浪体制を応援しているプロ野球OBも多く、すでに色々な進言も受けています」(前出・同)

 そのいくつかの進言の中で、立浪監督が興味を示したのは、将来の大砲候補・石川昂弥を「セカンドでテストしてみたら?」のコンバート案。ガッチリとした大柄な体型から二塁手のイメージは湧かないが、就任会見ではセンターラインの強化策も掲げていた。打線強化を兼ねて、長打力のある石川をテストしてくるかもしれない。

 「ドラフト1位のアドゥ・ブライト・健太をセンターでいきなり使ってくるかも。立浪監督はドラフト前、中日外野陣の高齢化も指摘していました。『石川を外野で』の助言もあれば、『根尾は我慢して使え』のお願いもあったそうです」(前出・地元メディア)

 ベテランとなった堂上直倫にも再起のチャンスを与えたいという。立浪監督、落合(英二)ヘッドは堂上の父で、球団寮の寮長だった照氏と交流がある。

 こうした情報を聞いていると、立浪監督の頭の中には選手起用のアイディアが色々とありそうだが、全部を採用するわけにはいかない。「捨てること」も必要となってくる。性格が温厚なだけに、その見切りをつける時に苦労しそうだ。(スポーツライター・飯山満)

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