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日本オリンピック委員会(JOC)、日本パラリンピック委員会(JPC)はこの日、北京五輪、同3月の北京パラ五輪で選手団が着用する式典・渡航用服装や公式スポーツウエアを発表。式典・渡航用服装は紺色のジャケットにダークグレーのパンツ、公式スポーツウエアは赤のジャケットにライトグレーのパンツというデザインで、式典・渡航用服装の胸元には本イベントで新たに発表された「TEAM JAPAN」のエンブレムが入っている。
イベント後半に公式ウエアを着用して登場した高木は、「一番最初に見た時は『ちょっと厚手なのかな』というふうに感じていたところ、実際に袖を通してみるととても軽くて動きやすくて、何より暖かいというのがそろっていて、冬季スポーツをする私たちには申し分ないウエアだと感じています」と着心地を称賛。
また、「本当にたくさんの方々の支えがあって、そういう思いも込められて一つ一つが作り上げられているんだなと感じてさらに身が引き締まる思い。これからシーズンが本格的に始まるんですけど、もっと頑張ろうと強く思いました」と、ウエアを着用して改めて北京五輪への気持ちを新たにしたと語った。
スピードスケートは22~24日に長野県で行われた全日本距離別選手権から北京五輪の切符をかけた戦いがスタート。同大会で1000メートル、1500メートル、3000メートルを制し3冠を達成した高木は11~12月に全4戦が行われるW杯の派遣メンバー入りを決めており、今後はW杯4戦や12月の代表選考会で結果を残せば代表入りが決まる状況となっている。
コロナ禍で2年ぶりの開催となるW杯を控えた高木は、「このウエアを正式に着用できるように切符を取らなきゃいけないんだなと感じているところではあります。私たちはこれからシーズン、W杯に1年のブランクを経て派遣されることになったので、まずはそこで自分たちができることをしっかりやって、五輪に出るための資格を獲りにいかなきゃいけないなと思っています」とコメント。選手の成績により各国・地域に配分される五輪出場枠(最大男女各9名)が変動するW杯で結果を残し五輪切符を獲得すると決意を述べた。
文 / 柴田雅人