テレビ朝日系で1999年から20年以上放送されてきたドラマ「科捜研の女」シリーズを初めて映画化。
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榊マリコ(沢口)をはじめとする“科捜研”のスペシャリストと、捜査一課の土門薫刑事(内藤剛志)らは、京都を皮切りに世界中に広がる世界同時多発不審死事件に挑む。
各スポーツ紙などによると、シリーズのロケ地である京都で舞台あいさつをするのは初めて。沢口は「京都のみなさん、ただいま。『科捜研の女 -劇場版-』楽しんでくれて、ほんま、おおきに。やっと京都に来れました。ホームに戻ってきたなと感じます」と喜びいっぱいだったというが、集客には苦戦しているようだ。
「国内映画ランキング(興行通信社発表)では、公開4週目にしてトップ10から陥落。もともと、そこまで集客を見込んでいなかったのか、公開館数も205館でそこまで大規模の上映ではなかった」(映画業界関係者)
それでも、ドラマ版は今月から新シリーズがスタートするが、今後、続編が放送されるか微妙なようだ。
発売中の「週刊文春」(文芸春秋)によると、同ドラマが放送されている木曜午後8時のドラマ枠が来年夏の7月からのクールを最後に終了。
その一番の理由は、視聴者層の若返りを図るため。もう一つの理由が撮影している、京都撮影所との関係。時代劇なら固定のセットがある京都撮影所を使うメリットがあるが、現代劇だと、キャストの移動費や滞在費などコストがかかる割に、京都で撮る必然性がないという。
そして、気になる「科捜研」の続編だが、来年秋クールから火曜午後9時に若者向けの新ドラマ枠を作るが、功労者の「科捜研」を簡単に終わらせるわけにもいかず、その枠で一度放送する話があるというのだ。
報道が出てしまっただけに、沢口も代表作の今後を案じているはずだ。